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ドイツ ショルツ首相 アメリカが戦車供与すれば「レオパルト2」供与承諾か

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ロシアによる侵略を受けるウクライナへのドイツ製主力戦車「レオパルト2」供与を巡るドイツの判断が注目されている中、ドイツメディアとアメリカメディアがドイツのショルツ首相はアメリカが主力戦車「エーブラムス」を提供する場合に限り実施する意向だとし、アメリカ次第だと報じました。ショルツ首相がバイデン大統領と電話会談し、伝えたといいます。「レオパルト2」を巡っては保有するポーランドがウクライナへの供与を表明していますが、製造国ドイツの承認が必要。ヨーロッパでは「レオパルト2」を保有する国は多いため、多数の供与が実現する可能性もあります。

 アメリカのカール国防次官はロシアによる侵略を受けるウクライナへの新たな軍事支援によって同国軍の攻勢を勢いづかせ、戦局を転換することを狙っていると述べました。ただ、ウクライナ側が要望している「エイブラムス」戦車の供与に応じる用意はまだないと語りました。ウクライナの首都キーウ訪問を終えたばかりのカール国防次官は供与を見送る理由として、「エイブラムス」が非常に複雑な装備で高価であり、ジェットエンジンを搭載し、訓練が難しいことを理由に挙げました。

 バイデン政権がロシアによる侵略を受けるウクライナに対し、最大26億ドル(約3340億円)相当の追加軍事支援を調整していることが明らかになりました。アメリカ軍の装甲車「ストライカー」約100両が初めて盛り込まれる見込み。アメリカ軍の主力戦車「エーブラムス」は対象外だとしています。「ブラッドレー」歩兵戦闘車50両も含まれるとみられ、ウクライナ軍が前線で迅速に展開できるよう後押しします。

 ロシアのショイグ国防相はプーチン大統領がロシア軍兵士の定員を現在の115万人から35万人増やして150万人とする方針を決定したと発表。2026年までに実施します。ウクライナに侵略するロシア軍兵士の死傷者数が10万人を超えていると指摘されており、兵力増強を図る必要に迫られたとみられます。侵略に総力戦で臨む布石との見方も出ています。ロシア国防省の発表によると、ショイグ国防相は侵略作戦に関する国防省や軍の幹部らとの会合で兵力増強の方針を明らかにしました。昨年2月の侵略開始前の定員は100万人で、実働数は約90万人とされていました。定員は昨年8月の大統領令に基づき、今月1日から115万人に増員されたばか。ショイグ国防相は会合で「軍事的な安全保障は軍の構造強化によってのみ可能になる」と述べ、2026年までに実現を目指す軍の改革案も明らかにしました。海軍や航空宇宙軍、核戦力を扱う戦略ロケット軍の戦闘機能を強化する方針も示しました。ロシアが一方的に併合したウクライナ南東部4州に常設部隊を創設し、併合の既成事実化を進める構えも見せました。アメリカの戦争研究所はロシア軍の改革案について「ウクライナ侵略の長期化に備える一方、短期間で軍の強化を図る狙いがある」との分析を明らかにしました。プーチン大統領が近く予備役の大規模な動員再開を表明するとの指摘が増えていることにも言及。

 ロシアメディアによると、プーチン大統領はサンクトペテルブルクの兵器工場を訪れて職員らと懇談し、ウクライナ侵略に関し「勝利は確実だ。疑いない」と述べ、協力を呼びかけました。第2次世界大戦でのナチス・ドイツによる包囲戦での犠牲者の慰霊碑にも献花し、愛国心の鼓舞に腐心しました。

 イギリス国防省はロシアがウクライナの戦場に主力戦車「T14」の投入を検討しているとの分析を公表。昨年12月下旬撮影の人工衛星画像によると、ロシア南部の訓練場付近で少なくとも2台の「T14」が確認されました。同地は昨年2月のウクライナ侵略前の準備活動に関連しているといいます。「T14」配備はロシアにとって危険性の高い決定になるだろう」と指摘。「T14」には開発の遅れや製造上の問題などが付きまとってきた経緯があるためで、さらにロシア軍の他の戦車よりも大きく重く、兵たん面で課題があるとみています。また「仮に配備されたとしても、プロパガンダのために使うのが第一の目的だろう」と強調しました。生産台数が少なく、ロシア軍の司令官は戦闘においてこの戦車を信用しないだろうと説明。

 ウクライナの首都キーウ近郊でヘリコプターが墜落し、モナスティルスキー内相を含む計14人が死亡したことを受け、内相代行に就任したクリメンコ国家警察長官は墜落原因の調査を急ぐ姿勢を示した上で、特定には「時間がかかる」との見方を示しました。ヘリは1/18(水)、幼稚園の敷地内に墜落し火災が発生、子ども1人も犠牲に。当時は濃い霧が出ていたほか、飛行中に出火していたとの証言もあります。ウクライナ保安庁は原因について、飛行規則の違反や機体の不具合、意図的な破壊行為などの可能性を捜査していると明らかにしました。

 ウクライナのヘラシムチュク大統領顧問はロシアが昨年2月の侵略開始後にウクライナから連れ去った子ども14,000人弱を特定したと述べました。このうち帰還したのは125人にとどまるとし、子どもたちを守る必要があると訴えました。スイスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での発言をウクライナメディアが伝えました。ヘラシムチュク氏は大統領顧問として子どもの権利などを担当しています。侵略開始後、ロシア側の攻撃で子ども456人が死亡し、897人が負傷したと説明。「身体的な被害がなくとも、侵攻はウクライナの子ども全員に影響を及ぼしている」と強調しました。

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[ BMI ]20.0[ 体脂肪率 ]7.1%[ 内臓脂肪 ]1.0
 歩数 : 7,670歩 距離 : 5.53km 消費カロリー : 375kcal

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