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ドイツ ウクライナ防空体制の早急強化を呼びかけ

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ドイツのピストリウス国防相とベーアボック外相は4/17(水)、EU(ヨーロッパ連合)とNATO(北大西洋条約機構)加盟国に対し、ウクライナの防空体制を早急に強化するよう改めて呼びかけました。ウクライナの防空体制の強化は、イタリアのカプリ島で始まったG7(先進7カ国)外相会合でも取り上げられる見通し。ベーアボック外相はG7外相会合を前に「防空体制の強化はウクライナの何千人もの人々にとって生死に関わる問題であり、われわれ自身の安全を守るための最善の対応策となる」と述べました。ドイツの呼びかけに対し、オランダ、チェコ、デンマークなどが賛同を表明しています。NATOのストルテンベルグ事務総長は4/19(金)に開く会合で、ウクライナに対する防空システム追加供給の方策を巡り協議すると明らかにし、NATO加盟各国の備蓄目標を犠牲にしても、防空システムやウクライナ向け兵器供給拡充に焦点を当てると言明。ストルテンベルグ事務総長は「同盟国がNATOの能力に関する目標の達成とウクライナ追加支援いずれかの選択の必要に迫られた場合、私のメッセージは明確だ。ウクライナに追加支援すべきだ」と述べました。

 バルト3国エストニアのカラス首相は4/17(水)、西側諸国はイランがウクライナに発射したミサイルやドローン(無人機)の撃墜を支援したにもかかわらず、なぜウクライナに同様の支援を行わないのかと問い掛けました。イランは4/1(月)に在シリア大使館領事部がイスラエル軍に空爆されたことへの報復として4/13(土)、300を超えるドローンとミサイルをイスラエルへ向けて発射。これに対し、アメリカ、イギリス、フランス、ヨルダン軍の支援を受けたイスラエルの防空部隊がほとんどを撃墜したため、被害は限定的に抑えられました。この状況を受け、カラス首相はEU(ヨーロッパ連合)首脳会議の開始前に報道陣に対し、EUの目前で起きているロシアによるウクライナ侵略について、「イランのイスラエルに対する攻撃を退けるために各国が行った協力を見るに、われわれにはもっとできることがあるはずだ」「ウクライナに同様の方法で防空支援を提供し、(ロシアによる)攻撃が通るのを防ぐことができるはずだ」と述べました。カラス首相は率直なロシア批判で知られ、ウクライナ紛争では、ヨーロッパ諸国のウクライナ支援強化の動きを主導しています。イスラエルに対する防衛支援に関しては、ゼレンスキー大統領がやはり西側諸国に対し、イスラエルに対するものと同様の団結をウクライナに示すよう求めています。同国のクレバ外相はさらに踏み込み、ウクライナも同様の防空支援を享受すべきだと提案しました。カラス首相もこれに同調し、西側がイスラエル支援で撃墜したのはイラン製ドローン「シャヘド」で「日夜ウクライナを攻撃しているのと同じドローンだ」と指摘。「そこ(イスラエル)で撃墜できるのなら、ウクライナでも撃墜できるはずだ。われわれが協力すれば、実現可能だということを示している」と強調しました。

 EU(ヨーロッパ連合)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は4/18(木)、ウクライナの防空体制を強化するため、EU加盟国が自国のミサイル迎撃システムをウクライナに送るべきだと発言、ウクライナ支援をアメリカだけに頼るわけにはいかないと述べました。ボレル外交安全保障上級代表はイタリアのカプリ島で開催されているG7(先進7カ国)外相会合で「われわれは「パトリオット」を保有している。ミサイル迎撃システムを保有している。万が一に備えて保管しているだけであり、兵舎から運び出して、激しい戦争が起きているウクライナに送るべきだ」と発言。「そうしなければ、ウクライナの電力システムが破壊される。住宅、工場、オンラインでさまざまな目的に使用される電力がなければ、どの国も戦えない」と述べました。また、アメリカでウクライナ支援法案の可決が内政問題により遅れているのは遺憾だとした上で「アメリカだけに頼ることはできない。われわれは(自らの)責任を果たし『アメリカがやってくれる』と言うのをやめなければならない」と述べました。ドイツ政府は4/17(水)、EUとNATO(北大西洋条約機構)にウクライナの防空体制を強化するよう呼びかけました。この問題はG7外相会合の重要な議題になっています。

 アメリカ共和党のジョンソン下院議長は4/17(水)、ウクライナ、イスラエル、インド太平洋地域への支援に関する法案を早ければ4/20(土)にも採決する方針を示しました。下院歳出委員会は計950億ドル超の安全保障支援法案を公表。ウクライナに608億4000万ドル、イスラエルに263億8000万ドル、インド太平洋に81億2000万ドルを充てます。ジョンソン下院議長は4/20(土)正午まで法案を精査し修正を提案する期間を設けると述べました。保守派の要求に応じ、国境警備に関する別の法案を公表する方針も示しています。バイデン大統領は速やかな法案承認を訴え、可決されれば直ちに署名すると述べました。下院の法案3本は上院が2月に超党派の支持を得て可決した950億ドルの支援パッケージと類似するが、ジョンソン下院議長は保守強硬派の反対を受けて採決を見送ってきました。保守派の要求を踏まえ、ウクライナ支援法案には経済援助の返済を求める条項が盛り込まれました。ただ、バイデン政権はこの条件を免除することができます。

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【メディア】
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