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ドイツに「レオパルト」のウクライナへの供給許可を求める声 次々と

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ダボス会議でドイツのショルツ首相に対し、ウクライナへのドイツ製戦車「レオパルト」の提供を許可するよう圧力が高まっています。ポーランドのドゥダ大統領は「同盟国がウクライナに戦車を提供するよう望んでいる」と発言。リトアニアのナウセーダ大統領もドイツがウクライナに「レオパルト」戦車を提供すると「強く信じている」と述べました。フィンランドのハーヴィスト外相も同国が保有する「レオパルト」をウクライナに提供する準備はできているが、ドイツの許可を待っているところだと述べています。「レオパルト」はヨーロッパの軍隊で主力となっており、ウクライナが必要とする大規模戦車部隊を提供する上で唯一の妥当な選択肢とみられています。ただ、ドイツ政府はこれまで最新鋭の戦車提供に慎重な姿勢を示しています。

 ゼレンスキー大統領のオレナ夫人は世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で演説し「平和を取り戻すには結束が必要」と訴え、ウクライナでの戦争終結に向け影響力を駆使するよう各国や企業の首脳らに促しました。オレナ夫人はさらに、ゼレンスキー大統領が策定した和平案に関する書簡を中国の劉鶴副首相に手渡す計画と明らかにしました。

 ゼレンスキー大統領はドイツのシュタインマイヤー大統領とビデオ会談。「防衛支援拡大の必要性」などを巡り協議したと明らかにしました。ゼレンスキー大統領はドイツが年初に決定したウクライナへの包括的な支援に謝意を表明した上で、会談では前線の状況やウクライナへの防衛支援拡大の必要性、ウクライナの「和平のフォーミュラ」実行に向けた外交プロセスについて議論したと述べました。

 オランダのルッテ首相はウクライナに地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」を供与すると表明。訪問中のホワイトハウスでバイデン大統領との会談時に意向を伝えました。ウクライナへの「パトリオット」の提供はアメリカ、ドイツに続いて3カ国目。

 アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長はロシアによる侵略を受けるウクライナ軍のザルジニー総司令官とポーランドで会談。両者が対面で意見交換するのは初めて。ウクライナ軍は今春にも大規模な反攻作戦を開始するとみられており、ザルジニー総司令官は会談でさらなる支援策を要請したものとみられます。ザルジニー総司令官は声明で「勝利に向けて緊急に必要なものの概要を説明した」と述べました。同氏は昨年12月、イギリスメディアに対し、ロシア軍に打ち勝つには「戦車300両、歩兵戦闘車600~700両、榴弾砲500門が必要だ」と指摘しています。アメリカは今月、ブラッドレー歩兵戦闘車50両を含む約30億ドル(約3850億円)の追加軍事支援を発表。しかし、ウクライナ側の求める兵器の質・量とは大きな開きがあります。ウクライナとしては軍トップ同士の信頼関係を強め、さらなる支援を引き出したい考え。

 ドニプロペトロウシク州の州都ドニプロで起きた集合住宅への攻撃で、救助隊は行方不明者の捜索を打ち切りました。これまでに45人の死亡が確認され、現在も20人が行方不明となっています。集合住宅は1/14(土)にミサイル攻撃を受け、一部が崩壊。当局によると、死者には子ども6人が含まれ、最年少は生後11か月の乳児。さらに子ども16人を含む79人が負傷。死者数は11か月にわたり続くロシアのウクライナ侵略で行われた1度の攻撃としては最悪規模に。ウクライナはロシアによる攻撃を主張していますが、ロシア側は関与を否定しています。

 ウクライナ空軍の報道官はロシア軍がドニプロペトロウシク州の州都ドニプロの集合住宅への攻撃に使用した超音速の空対艦ミサイル「Kh22」を数百発保有しているとの見方を示しました。現在のウクライナの迎撃ミサイルでは迎撃が難しく、今後被害が拡大するおそれがあります。「Kh22」はソ連が開発した大型の超音速巡航ミサイル。ウクライナ空軍などによると、以前はウクライナも持っていましたが、債務返済の一部などとして300発超をロシアに引き渡したといいます。ロシア軍による昨年6/27(月)のポルタワ州クレメンチュクのショッピングモールへの攻撃にも使われたとされます。ウクライナの軍事専門サイト「ディフェンス・エクスプレス」などによると、「Kh22」は標的に向かって水平に飛行する一般的な巡航ミサイルとは軌道が異なり、高速かつ急角度で標的に突入。アメリカ軍が供与を表明した地対空ミサイルシステム「パトリオット」など大型の防空システムでしか迎撃できないといいます。

 国連安全保障理事会はウクライナ情勢に関する公開会合を開催。各国の国連大使からはドニプロの集合住宅へのミサイル攻撃を巡り、ロシアへの非難が相次ぎました。フランスのドリビエール国連大使は「ロシアの攻撃を断固非難する」と強調し、アルバニアのホッジャ国連大使は「1トンの弾頭を搭載したミサイルによる残忍な攻撃だ」と指摘。日本の石兼国連大使も「平和と安全の維持に責任を負う安保理の常任理事国ロシアは、侵略を即刻中止すべきだ」と訴えました。これに対し、ロシアのネベンジャ国連大使は「ミサイルはウクライナ側が住宅地に配備した防空網によって迎撃され、集合住宅に落下したものだ」と反論。

 ウクライナメディアによると、首都キーウ近郊で1/18(水)朝、ヘリコプターが墜落し、搭乗していた同国のモナスティルスキー内務相、イェニン第1内務次官ら少なくとも18人が死亡したと伝えました。墜落原因は不明。当局によると、墜落したのは非常事態庁のヘリで、前線に向かう途中だったといいます。墜落現場の近くには幼稚園があり、死者の中には子ども3人が含まれているといいます。子ども15人を含む29人が負傷。救助活動が続いており、死傷者は増える可能性があります。

 ロシアのショイグ国防相は国防省高官らとの会議を開き、プーチン大統領がロシア軍兵士の定員を2026年までに150万人とする方針を決定したと発表。現在の115万人から35万人増やす。ロシア軍はウクライナ侵略で兵士が不足しており、定員増は侵略作戦の長期化を視野に入れていることを内外に示す狙いもあるとみられます。

 カザフスタン政府はロシアからの入国者に対し、出入国を繰り返すことで実質的な無期限滞在を可能にする制度を終了すると発表。3カ月の滞在期間が終了したら90日間は再入国を認めない。1/26(木)から実施。ロシアがウクライナ戦争の兵力を補充するために昨年、部分動員令を発令したことから、数万人のロシア人がカザフスタンに移住。これまでは90日ごとに出国し再入国することで、事実上カザフに無制限に滞在することができていました。

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【ヘルス】
[ BMI ]20.0[ 体脂肪率 ]8.9%[ 内臓脂肪 ]2.0
 歩数 : 5,440歩 距離 : 3.96km 消費カロリー : 236kcal

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