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ゼレンスキー大統領 ウクライナが勝利すると敵は知っている/ロシア軍 ドニエプル川のダムを破壊

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は6/5(月)のビデオ演説で、「ウクライナが勝利すると敵は知っている」と強調。また、自国の将兵らに対し、特にドネツク州の激戦地バフムト付近で進軍したとし、「この日期待していた通りの知らせをもたらしてくれた」と戦果を称えました。

 ウクライナのマリャル国防次官は6/5(月)、ロシア軍との戦闘に関し「防御的作戦は反転攻勢も含んでいる。われわれは複数の地域で攻撃的行動を取っている」と明らかにしました。バフムト周辺の「かなり幅広い前線で前進している」とも主張。反転攻勢開始を示唆した可能性があります。ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は同日、ドネツク州の要衝バフムトの北西約3kmにあるベルキフカの一部をウクライナ軍が奪還したと明らかにし、「ベルキフカの集落の一部が失われた。軍隊は静かに逃げている。恥ずべきことだ」とロシア軍を批判しています。アメリカの戦争研究所は6/4(日)、ウクライナ軍がドネツク州に加え、ザポリージャ州でも攻勢をかけ、一定の前進に成功したもようだと指摘しています。

 ウクライナのクレバ外相は6/5(月)、ウクライナはロシアに対する反転攻勢を開始するのに十分な兵器を保有しているとし、この反転攻勢によりウクライナはNATO(北大西洋条約機構)加盟に必要な勝利を得ることができると述べました。ウクライナが表明した目標が達成されるまで、同盟国による兵器供給が継続されると確信していると述べ、ウクライナのNATO加盟は戦争終了後でなければ実現しない可能性が高いとの考えを示しました。ロシアに対する反転攻勢はすでに始まったかとの質問に対し、直接回答せず、最も重要なのはいつ始まるかではなく、ウクライナの勝利に終わるかどうかだと指摘。ウクライナの次の大きな目標はNATO加盟だとし「NATO加盟でこの戦争を終了させることはできないが、将来的な戦争を食い止めることはできる。このため、ウクライナがNATOに加盟することがこの地域の安全確保に向けた最善策となる」と述べました。ウクライナは反転攻勢を開始するのに十分な兵器を確保しているが、その取り組みを継続するには同盟国からの継続的な兵器の供給が必要だと主張。ウクライナが目標を達成するまで同盟国が供給を継続すると確信しているが、生産能力に関する困難に直面する可能性があることは認識していると説明。その上で「ウクライナのためだけでなく、自国のためにも同盟国は兵器の生産を増やすことが重要だ」と述べました。

 ヘルソン州を流れるドニエプル川のカホフカ水力発電所の巨大ダムが6/6(火)に決壊。住民の避難が始まりました。ゼレンスキー大統領は同日、ロシア軍が破壊したと非難。国土の安全を回復するには戦勝が必要だと訴えました。ヨーロッパ最大のザポリージャ原発はダムから冷却水を取水しています。IAEA(国際原子力機関)は同日、「原発に駐在する職員が状況を注視しているが、差し迫ったリスクはない」と表明。決壊したダムからは勢いよく水が流れており、広範囲の洪水が懸念されています。下流域にはウクライナが昨年11月に奪還した州都ヘルソンがあります。ウクライナ大統領府のイェルマーク長官は「ロシアのテロリストによる新たな戦争犯罪だ。大統領は国家安全保障会議を招集した」とSNSに投稿。一方、ヘルソン州ノバカホウカの親ロシア派当局は「カホウカダムを標的にした攻撃が複数回」確認されたとし、テロだと主張しています。

 アメリカメディアがアメリカ情報機関に近い筋の話として6/5(月)に報じたところによると、ロシアによる侵略に対抗するため、ウクライナがロシア国内で工作員や支持者を仕立て上げてネットワークをつくり、無人機(ドローン)攻撃などに利用している可能性が明らかになりました。5月初旬、モスクワのクレムリン(大統領府)付近で起きたとされるドローン攻撃はこうした工作員が実行したとみられるとしています。複数の情報筋によると、ウクライナはドローンやその部品をロシアに密輸する経路も構築したとされます。ヨーロッパの情報機関当局者はロシアとウクライナの長大な国境を管理するのは困難と説明。「(国境のロシア側では)現金が驚異的な効果を発揮する」と分析しました。

 ウクライナと国境を接するロシアの州で6/5(月)、一部のテレビとラジオでプーチン大統領が「ウクライナ軍が領土に侵攻した」と語る演説が突然放送されたとロシアメディアが報じました。ロシア政府は映像と音声は捏造されたもので、ハッキングが行われたと主張しています。演説は少なくとも、ロストフ、ベルゴロド、ボロネジの3州で放送。大統領の「緊急演説」と題され、プーチン大統領が「戒厳令が発令された。総動員の法令にも署名する」などと語って、住民に避難を促す内容。

 プーチン大統領の偽演説が一部の州で放送された件でロシア大統領府は6/5(月)、国内の複数のラジオ局がハッキング被害に遭ったと発表。この偽演説はNATO(北大西洋条約機構)やアメリカの支援を受けたウクライナ軍が、同国と国境を接するロシアのクルスク、ベルゴロド、ブリャンスクの3州に侵攻したと伝える内容。音声はプーチン大統領によく似ており、戒厳令や総動員、同3州の住民の避難についても発表していました。あるラジオ局は偽演説は約40分続いたとしています。

 ロシア国防省は6/6(火)未明、ドネツク州で再びウクライナ軍の大規模な攻撃を阻止し、多数の人的損失をもたらし、同軍の主力戦車「レオパルト」を8両破壊したとSNSで発表。ロシアの陸軍、急襲、作戦戦術航空、ミサイルの各部隊のほか、砲撃、火炎放射器によってウクライナ軍を打ち負かしたとしました。ロシア国防省は6/5(月)にドネツク州の南部でウクライナ軍が大規模攻勢を開始したと指摘し、攻撃を阻止したと発表していました。ウクライナ政府当局者らは新たな大規模作戦には言及しておらず、かねてから予告して反転攻勢を開始したかは不明。ロシア国防省は「レオパルト」を含め計28両の戦車と装甲車109両を破壊したと主張。ウクライナ兵士の死者は1500人に上ったとしました。

 反プーチン政権の武装勢力「ロシア義勇兵軍団」は6/5(月)、ロシアのベルゴロド州にある集落ノーバヤタボルジャンカを支配下に置いたとSNSで発表。ロシアメディアによると、同州グラトコフ知事も同日、「われわれは現在、ノーバヤタボルジャンカに入れない」と述べ、集落の支配権を失ったことを暗に認めています。武装生陸これまでに同州への越境攻撃を複数回にわたり実施。6/4(日)にも越境作戦を行い、複数の露軍兵を捕虜にしたと発表していました。一方、ロシア国防省は6/5(月)、「ノーバヤタボルジャンカへの越境攻撃を撃退した」と発表しており、武装勢力はロシア国防省の主張に反論した形。武装勢力の越境作戦は、ロシア軍部隊を露本土防衛にも分散させ、ウクライナ軍の反攻作戦を容易にすることを目的としたウクライナ軍との共同作戦だとの見方が有力。

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【ヘルス】
[ BMI ]19.8[ 体脂肪率 ]10.8%[ 内臓脂肪 ]4.0
 歩数 : 3,299歩 距離 : 2.3km 消費カロリー : 186kcal

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