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ゼレンスキー大統領 われわれは勝利する

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略から今日でちょうど1年。国連総会はロシアによるウクライナ侵略を協議する緊急特別会合で、ウクライナでの平和の必要性を強調し、ロシア軍の即時撤退を要請する決議案を141カ国の賛成で採択。法的拘束力はありませんが、国際社会は侵略1年となる2/24(金)を控え、ロシアの国際法違反を非難する意思を示しました。中国、インド、エチオピアを含む32カ国が棄権、ロシア、北朝鮮、シリア、マリなど7カ国が反対。残りの国々は不参加。決議は「武力の行使や脅しによる領土の獲得」の違法性を再確認。

 ロシアのショイグ国防相はモスクワ中心部で開かれた「祖国防衛者の日」の祝日を記念するイベントで演説し、西側諸国はウクライナを利用してロシアを解体しようとしているが、こうした試みは失敗すると述べました。ショイグ国防相は「西側諸国はウクライナを利用してロシアを解体し、ロシアの独立性を奪おうとしている。こうした試みは失敗する運命にある」と述べました。

 ロシア国防省は声明でウクライナはトランスニストリアからロシア軍の攻撃を受けたことを口実に親ロ派が自称する沿ドニエストル・モルドバ共和国に侵攻する準備を進めていると主張。「ウクライナが計画する偽旗作戦が実行されれば、トランスニストリアに合法的に展開しているロシアの平和維持部隊に対する直接的な脅威となる」 とし、ロシア軍は「適切な方法で対処する」としました。ウクライナと境界を接するトランスニストリアでは1990年、多数派のロシア系住民が沿ドニエストル・モルドバ共和国の分離独立を宣言。1991年12月にロシア軍の支援を受けてモルドバ政府軍との紛争になり、1992年7月に停戦協定が成立。以来、ロシア軍が駐留しています。

 ゼレンスキー大統領はロシアによる侵略から1年を迎えるのを前に、「われわれは打ち砕かれてはいない、多くの試練を克服してきた。われわれは勝利する。われわれの土地にこの悪や戦争をもたらした全ての者に責任を取らせる」とSNSに投稿。また、2/24(金)の声明では「1年前のこの日、朝の7時頃に同じ場所から67秒の短い声明でみなさんに語りかけた」とし「われわれは強くどんなことにも対処可能で、敵を全てを撃退するという声明で2022年2月24日は始まった。われわれの人生で最も長い1日で、最近では最も困難な日だった」と振り返り、20年は回復力、勇気、痛み、団結の年だったとし「われわれは生き残った。敗れていない。そして今年も勝つために全力を尽くす」と強調しました。ドネツク州バフムトを巡る攻防など激戦が続く東部での戦況について「非常に困難だが、われわれは耐え抜くために全てのことをしている」と強調。戦闘が膠着状態にある南部については「わが軍にはロシア軍に対処できる手段がある」としたほか、北部でも「われわれはロシア軍の意図を監視し、必要な兵力を増強している」と語り、ロシア軍が再び侵略を企てても撃退できるとの考えを示しました。

 ゼレンスキー大統領は中国とウクライナの代表による会合の開催が望ましいと述べ、ウクライナ政府がこうした意向をすでに伝えていることを明らかにしました。ただ、中国が策定しているとされる戦争終結に向けた計画については承知していないとしました。記者会見で中国の習近平国家主席との会談の可能性に関する質問に対し、「中国との会合を希望する。こうした会合は現在、ウクライナの国益にかなう」と述べました。その上で「大きな影響力を持つ国を含む多くの国がウクライナの主権を尊重しながら戦争終結に向けた方法を検討すれば、より早く実現する」と語りました。

 ドイツメディアは中国企業の西安冰果智能航空科技がロシアに攻撃型無人機(ドローン)を引き渡す準備をしていると報じました。西安冰果智能航空科技のドローン「100 ZT180」は既にロシアがウクライナ侵略に投入しているイラン製の自爆ドローンと似た設計で、35~50kgの弾頭を搭載でき、ロシアがウクライナでの攻撃に主に使用しているとされるイラン製無人機「シャヘド136」に似ているといいます。4月までに100機が納入される可能性があるとしています。中国企業はドローン試作機100機を製造し、4月までにロシア国防省に送る方向で調整。さらに部品と技術を提供し、ロシア国内で月に100機程度を製造できるようにすることも計画中だとしています。

 フィンランドのサボラ国防相はドイツ製戦車「レオパルト2」3両をウクライナに供与すると発表。「追加で防衛装備を送り、パートナー国と共に「レオパルト」支援に参加する」と述べました。支援には兵器の「使用と維持管理に関わる訓練」も含まれるといいます。供与するのは地雷やその他の爆発物の除去用に特殊改造した「レオパルト2」だと明らかにしました。「大砲はなく、機関銃が装備され、地雷除去に特化している」と説明。フィンランドは約200両の「レオパルト2」を保有していますが、改造されているのは6両のみ。

 オーストラリア政府はロシアの侵略から1年を迎えたウクライナに無人機を追加供与すると発表。費用は3300万オーストラリアドル(約30億円)で、オーストラリア政府は「監視、偵察能力を提供する」としています。侵略開始以降、オーストラリアはウクライナに5億オーストラリアドル規模の軍事支援を行っています。ロシア企業40社に新たな制裁を科すことも発表。アルバニージー首相は「侵略と戦うウクライナの人々の勇気と決意に敬意を表したい」と強調しました。

 アメリカ国防総省はロシアによるウクライナ侵略開始1年に合わせ、新たに2-億ドル(約2700億円)規模の軍事支援を実施すると発表。高機動ロケット砲システム「HIMARS」の弾薬のほか、無人攻撃機「スイッチブレード」などが含まれます。オースティン国防長官は声明を出し、ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵略で間違っていたと指摘。「1年を経て、ウクライナを勇敢に守る人々はくじけておらず、彼らを必要な限り支援するというわれわれの約束も揺らいでいない」と強調。

 アメリカのジャンピエール大統領報道官はロシアに対する広範な追加制裁を発表すると明らかにしました。ロシアによるウクライナ侵略1周年となる2/24(金)に発表。追加制裁はプーチン政権の収入源となっている主要分野が対象になると説明。

 NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長はロシアは1年前にウクライナ侵略を開始するはるか前から外国の侵略を繰り返していたとの見方を示し、ウクライナでの戦争が終結する際に侵略の連鎖も断ち切る必要があると強調しました。ロシアが2008年にグルジア(現ジョージア)の紛争に軍事介入し、2014年にウクライナ領クリミア半島を併合したことなどに触れ、ウクライナ侵略も一連の行動の一環だと指摘。「ウクライナ戦争がいつ終わるかは分からない。しかし、戦争終結時に歴史が繰り返されないようにする必要があるということは分かっている」と語りました。さらに「ロシアの侵略の連鎖を断ち切る必要がある。ヨーロッパの安全保障がロシアに侵食されるのを防ぐ必要がある」とし、ウクライナが「さらなる侵略を阻止する軍事力」を備えるよう確実に図る必要があるという意味だと説明。

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[ BMI ]20.5[ 体脂肪率 ]8.9%[ 内臓脂肪 ]2.5
 歩数 : 5,089歩 距離 : 3.71km 消費カロリー : 226kcal

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