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ウクライナ ロシアの航空機工場の主要生産施設攻撃

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は4/9(火)、ロシアと国境で接するハルキウ州を視察。ロシア軍はハルキウ州に対する攻撃を激化させており、ゼレンスキー大統領は防御強化の必要性を改めて表明しました。ハルキウ市はウクライナ第2の都市で、ロシアとの国境から約30kmの地点に位置。ロシア軍はミサイルやドローン(小型無人機)による攻撃に加え、ここ数週間は誘導爆弾も投入してハルキウ州を攻撃。ハルキウ州のシネグボフ知事によると、ハリコフ市は4/9(火)にロシア軍による攻撃を2回受け、少なくとも4人が負傷。防衛拠点は塹壕やシェルターなどで構成されており、「竜の歯」と呼ばれる戦車阻止用の障害物も設置されているとしています。

 国連人権高等弁務官事務所は4/9(火)、ウクライナにおける3月の民間人の死傷者数が少なくとも604人と、2月から20%急増したことがウクライナ国連人権監視団によって確認されたと発表しました。子どもの死傷者数は少なくとも57人と2月から倍増したとしています。「3月の民間人の犠牲者数の増加は主にロシア軍によるウクライナ全土でのミサイルや徘徊型兵器を使用した攻撃と前線付近での空爆強化によるものだ」としました。

 ウクライナの情報筋は、ウクライナ国防省情報総局(GUR)がロシア・ボロネジ州にある航空機工場の主要生産施設を攻撃したと明らかにしました。ロシア国防省は4/9(火)午前、同地域上空でドローン(無人機)2機を撃墜したと発表。同州ボリソグレブスク市の第711航空修理工場が攻撃を受けたもようですが、詳しい被害の規模については明らかにされていません。

 アメリカ政府は4/9(火)、ウクライナに提供した地対空ミサイル「ホーク」の機能強化に向け、1億3800万ドル(約209億円)相当の部品をウクライナへ売却することを承認し、議会に通知しました。ロシアによるミサイルやドローン(無人機)の攻撃が激しくなり、防空態勢強化が課題になっていました。アメリカ中央軍(CENTRCOM)は同日、アメリカ政府がイランから没収した武器もウクライナに提供することを明らかにしました。2021年5月から2023年2月にかけ、イラン革命防衛隊がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に船で引き渡そうとする途中で、中央軍やパートナー国の軍などが押収していました。5000丁以上の自動小銃「AK47」や弾薬50万発などが含まれます。CENTCOMによると、供与した武器はウクライナ軍の1旅団の装備に十分な量だとSNSに投稿。バイデン政権はウクライナへの追加軍事支援を目指していますが、下院のジョンソン議長が600億ドルの支援を含む緊急予算案の採決に消極的で実現のめどが立っていません。

 EU(ヨーロッパ連合)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は4/9(火)、西側諸国はウクライナがロシアの攻撃から国土を防衛するのに不可欠な防空システムを十分提供できていないと指摘しました。ボレル外交安全保障上級代表によると、ウクライナ政府は西側の同盟諸国に対し、アメリカ製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」7基の至急供与するよう求めています。ボレル外交安全保障上級代表は「西側諸国が「パトリオット」を約100基保有していることを考えれば、7基を供与できないとは想像できない。だが、われわれはいまだ、ウクライナが切実に求めている7基を提供できていない」と述べました。NATO(北大西洋条約機構)加盟国は先週、ウクライナのクレバ外相に「パトリオット」の供与を要請され、防空システムの追加供与を検討すると約束しています。ボレル外交安全保障上級代表は、今月ルクセンブルクで開かれるEU外相・国防相会合で、ウクライナへの防空システム追加供与を再度要請する意向を示しました。

 アメリカを訪問中のイギリスのキャメロン外相は4/8(月)、11月のアメリカ大統領選で共和党候補指名を確実にしたトランプ前大統領とフロリダ州にあるトランプ氏の私邸で会談。2010~2016年に首相を務めたキャメロン外相は2019年に発表した回顧録で、2016年大統領選に出馬していたトランプ氏を「外国人嫌い」「女性蔑視的」と評するなど同氏への嫌悪を鮮明にしていました。そんなキャメロン氏があえてトランプ氏への接触に踏み切ったのは、バイデン政権によるウクライナ支援に向けた600億ドル(約9兆1000億円)規模の追加予算案の議会通過を下院で多数を占める共和党が阻止している問題で、共和党に影響力を行使しているトランプ氏にウクライナ支援の重要性を説得するため。また、大統領選で現職のバイデン大統領とトランプ氏のどちらが勝ったとしてもアメリカとの関係の維持を図りたい思惑もあります。ただキャメロン外相は、トランプ氏に橋渡しを求めていたとされる共和党のジョンソン下院議長との面会を実現できずに終わるなど、トランプ氏の説得は失敗したとみられています。キャメロン外相は4/9(火)にワシントンで行われたブリンケン国務長官との会談後の共同記者会見で、アメリカ・ヨーロッパが緊密に連携すれば「ヨーロッパに加えてアメリカもより安全になる」と強調。追加予算案に関しても、アメリカは比較的軽い財政負担でウクライナを侵略したロシアを屈服に追い込める「費用対効果の高い」措置だと強調しました。

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【メディア】
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