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ポーランド 装甲兵員輸送車200台をウクライナへ供与/ロシア軍 特別部隊編成 大規模反攻に備えか

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ロシア軍の航空部隊がウクライナ領土を攻撃する際、反撃されにくい遠距離からの誘導爆弾の使用が増えています。ウクライナの防空能力向上を警戒していることなどが理由で、精密攻撃が困難になっているとの指摘も出ています。ウクライナ空軍はロシア軍の戦闘機が国境などから50km以上離れた場所で誘導爆弾を発射する傾向があると明らかにしています。アメリカの戦争研究所によると、ロシアの誘導爆弾はこれまでロシアが使ってきた巡航ミサイルなどに比べ、攻撃の精度が低いといいます。侵略の長期化でロシアはミサイルの在庫が尽きかけているとされます。誘導爆弾による攻撃では発電所などの特定施設を狙うことは難しいとみられています。イギリス国防省は4/8(土)、ロシアがウクライナの電力供給網を破壊しようとした試みについて「失敗したようだ」との分析を発表。ミサイルによるインフラ施設への大規模攻撃がほとんどなくなっており、春以降にエネルギー事情が改善していくと予測しました。

 ゼレンスキー大統領は4/8(土)のビデオ演説でポーランドから装甲兵員輸送車200台の供与を受けると発表。4/5(水)のワルシャワ訪問で合意していました。4/9(日)のビデオ演説では正教会の枝の主日(イエス・キリスト復活の1週間前の日曜日)にロシア軍がザポリージャ州の住宅地を攻撃し、男性とその娘が死亡したことを強く批判しました。「テロ国家はこうして枝の主日を祝うのだ。こうしてロシアは世界からさらに孤立していくのだ」と批判。東部地域を防衛する部隊を賞賛し、来年の枝の主日は全ての国民が平和と自由とともに実施できることを願うと述べました。

 ウクライナ軍参謀本部は4/9(日)、ロシア軍はドネツク州の都市バフムトとアブデーフカを中心とする前線で攻撃を続けており、ウクライナ軍は過去24時間に40回以上の攻撃を退けたと発表。ウクライナ東部軍司令部の報道官は「敵はどんな犠牲を払ってでも、われわれの都市要塞を奪おうとしている」と述べた上で「非常に困難な状況だが、われわれはまだ状況をコントロールできている。敵を抑え込み、最大限のダメージを与えている」と述べました。一方、ロシア国防省はザポリージャ近郊で7万トンの燃料を保管する倉庫を破壊したと発表。また、ザポリージャとドネツクでミサイル、弾薬、大砲を保管するウクライナ軍の倉庫を破壊したと主張しています。

 ウクライナ軍地上部隊の司令官は4/10(月)、ドネツク州の要衝バフムトについて「ロシア軍が焦土戦術に切り替え、空爆や砲撃で建物や拠点を破壊している」と述べました。ウクライナ軍によるバフムトの防衛は続いているといい、「状況は困難だが、制御可能だ」と述べました。ロシアの民間軍事会社ワグネルは疲弊しており、ロシア軍はバフムトへの攻撃を支援するため、特殊部隊と空挺攻撃部隊を投入しているといいます。

 親ロ派のドネツク人民共和国を自称する指導者プシーリン氏は4/10(月)、壊滅状態のバフムト市内にいる自身の動画をSNSに投稿。プシーリン氏は同市の旧ソ連時代の名称を使い「ここがアルチョモフスクだ。(民間軍事企業)ワグネルの戦闘員が解放を進めている」と述べています。

 アメリカメディアはロシアのミサイルや自爆型ドローンの迎撃のためウクライナ軍が地対空ミサイルを大量に消費しており、5月には主力システムの弾薬が底をつく恐れがあると報じました。アメリカ国防当局者らはロシアの戦闘機や爆撃機が制空権を握り、攻勢に出る可能性があると危惧しているといいます。アメリカ国防総省の2/28(火)付の機密文書はウクライナ軍が使う地対空ミサイルシステムのうち、旧ソ連製「ブク」のミサイルは4月中旬に、「S300」のミサイルは5/3(水)に払底すると試算しています。

 ウクライナのシュミハリ首相が数週間以内にカナダを訪問する予定であることがわかりました。シュミハリ首相はカナダの予算にウクライナに対する新たな軍事支援費がなかったことは懸念しておらず、同国が別の方法で支援を提供してくれると期待していると表明。「われわれは重装甲車両や榴弾砲、戦車の砲弾が必要で、それはわれわれの反撃作戦にとって重要な意味を持つ」と述べました。ウクライナ軍は今後数週間もしくは数カ月中に、南部と東部でロシア軍に対する大規模な反撃作戦を開始すると予想されています。また、シュミハリ首相は「カナダ企業がウクライナに投資をすると決めた場合、われわれはカナダ政府にこうした投資を支援する枠組みを設けてほしいと要望するつもりだ」と述べ、カナダ企業の復興支援や投資に対して政府が戦争リスクの保険を提供してくれるよう求めました。

 ロシア軍高官は4/9(日)、西側諸国からウクライナに供与される主力戦車に対抗するための特別部隊を編制したと発表。ロシアは従来、「ウクライナ軍が西側諸国製主力戦車を実戦投入しても戦況は変えられない」と主張。だが、戦車のウクライナへの引き渡しが進んでおり、ロシア軍はウクライナ軍が反攻を本格化させることを警戒しているもよう。同高官によると、部隊には狙撃兵や携帯型対戦車ロケット弾を運用する兵士、自爆型無人機(ドローン)の操縦を担当する兵士らが含まれるとしています。特別部隊の規模や配備される場所は明らかにしていません。主力戦車のウクライナへの供与を巡り、西側諸国はドイツ製の「レオパルト2」や「レオパルト1」、イギリス製の「チャレンジャー2」、アメリカ製の「エイブラムス」など計300両規模を引き渡す計画だとされます。既に「レオパルト2」や「チャレンジャー2」など数十両の引き渡しが完了しています。ウクライナは西側諸国製戦車で複数の戦車大隊を編成し、反攻を開始する方針。同国のレズニコフ国防相によると、西側諸国製戦車は今月~5月中に実戦投入される可能性があるとしています。

 ウクライナの子どもの救出を手掛けるNGO、セーブ・ウクライナが31人の子どもの帰還させたことについて、セーブ・ウクライナ創設者クレバ氏は「5回目のミッションが完了しつつある。今回は連れ戻した子どもの数やミッションの複雑さから特別なものになった」と振り返りました。4/8(土)の会見で「5カ月で5カ所も居場所が変わった子どもがおり、中にはネズミやゴキブリと暮らしていたと言う子もいる」と述べ、彼らはハルキウやヘルソンからロシア側にサマーキャンプの名目で連れ出されたと説明。今回帰還した子どもの1人は「私たちは養子縁組され、養父母ができるのだと伝えられた」と明かしました。ヘルソンから連れ去られたという1人は「私たちはまるで動物のように扱われた」と訴え、親はもうあなた方に戻ってほしいと思っていないのだと言われたと付け加えました。

 アメリカメディアはSNSに流出したウクライナ侵略を巡るアメリカの機密文書に、ドネツク州の激戦地バフムトで2月下旬から3月上旬、ウクライナ軍が補給路の維持に苦しみ、危機的な状況にあると分析した記載があったと伝えました。ウクライナ国防省のブダノフ情報局長が状況を壊滅的とし、精鋭部隊を約2週間投入することを提案していたと指摘しました。文書は「2月25日時点でバフムトはロシア軍にほぼ包囲された」と指摘。アメリカメディアによると、アメリカはウクライナの軍や政府の高官らをスパイしているもようで、ウクライナ軍の戦略を把握することに苦戦していることがうかがえるといいます。機密文書はSNSで拡散し、ウクライナ側はロシアの関与を主張しています。バフムトでは約10カ月にわたり戦闘が継続。イギリス国防省は4/7(金)の分析で3月末から失速していたロシア軍が勢いを取り戻し、市内中心部に侵入した可能性が高いと指摘しています。

 アメリカの機密文書がSNSに流出した問題でアメリカ政府の当局者らは流出元の特定を急いでおり、専門家やアメリカ当局者の間にはアメリカ人が関与したとの見方があります。当局者らによると、漏洩した文書がウクライナでの戦争や中国、中東、アフリカなど幅広い内容を網羅していることが、同盟国ではなくアメリカの人物がリークした可能性を示唆しているといいます。元アメリカ国防総省高官マルロイ氏は「文書の多くはアメリカのみが管理していたため、焦点はアメリカによるリークかどうか」と述べました。ただ、当局者らによると、調査は初期段階にあり、親ロ派が関与した可能性も排除していないとしています。

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【ヘルス】
[ BMI ]20.1[ 体脂肪率 ]8.9%[ 内臓脂肪 ]2.0
 歩数 : 5,244歩 距離 : 3.71km 消費カロリー : 265kcal

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