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ウクライナ保安局 ダム破壊グループの会話を公開/西側メディア ウクライナ軍の反転攻勢開始を報じる

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。SBU(ウクライナ保安局)は6/9(金)、ドニエプル川のカホフカ水力発電所のダムをロシアの破壊工作グループが爆破したことを証明する通話を傍受したと発表。証拠とする1分半の音声データをSNSに投稿。2人の男がダム破壊についてロシア語で話し合っているとみられる内容となっており、この中で同局がロシア人兵士とする男の1人は「彼ら(ウクライナ人)は攻撃していない。あれはわれわれの破壊工作グループだ」と話しています。このほか「彼らはあのダムで(人々を)怖がらせたかった」、「計画通りにはいかず、(彼らは)計画以上のことをした」とも語っています。SBUは会話やその発言者について、これ以上の詳細を明らかにはしませんでした。声明で「侵略者はダムを爆破することでウクライナを脅迫しようとし、わが国南部で人災を演出した」と非難しました。

 ゼレンスキー大統領は6/8(木)のビデオ演説で、ドネツク州バフムトでのロシア軍との激しい戦闘で「結果が出た」と述べ、兵士らを称賛しました。カホフカ水力発電所のダム決壊による洪水の現場の視察後に列車内から「ドネツク州では非常に激しい戦闘が行われているが、結果は出ている。この結果を出した人々に感謝している。バフムトではよくやった」と述べました。洪水現場でのゼレンスキー大統領は州当局者と面会したほか、洪水で負傷した人がいる病院も訪れ、「皆さんは今、この困難な試練を乗り越えている。我々はあなた方をサポートし、復旧すべきものは全て復旧させるつもりだ」と語りました。

 イギリスメディアは6/8(木)、ウクライナの軍人や西側政府高官の話として、ドイツが供与した主力戦車「レオパルト」をウクライナ軍が実戦投入し、ロシア軍への反転攻勢を本格化させたと報じました。ロシアのショイグ国防相は反転攻勢が既に始まり、「レオパルト」も投入されたと発表していましたが、これを裏付けた形。アメリカメディアも同日、ウクライナ軍がロシア軍への反転攻勢を開始したと報じました。アメリカの戦争研究所も同日、ウクライナ軍がロシア軍に対する大規模な反転攻勢を本格的に始めたとの分析を発表しています。

 ロシアのショイグ国防相は6/8(木)、同日未明にウクライナ軍がザポリージャ州で最大1500人の人員と150台の装甲車両を投入してロシア軍の防衛線の突破を試みたものの、ロシア軍に撃退されたと主張しまじた。ショイグ国防相は約2時間に及んだ戦闘でウクライナ軍が350人の人員と戦車30両などを失ったと主張。これに関連し、アメリカメディアウクライナ軍当局者4人の話として、「西側諸国の兵器と戦術に習熟した特殊部隊を含むウクライナ軍部隊が6/7(水)から同国南東部で攻勢を強め、ロシア占領地域への進軍を始めた」と報道。「予想されてきた反攻の開始だ」と指摘しました。ロシアの複数の軍事ブロガーは6/8(木)、ザポリージャ州の小都市オレホフ周辺で戦闘が激化していると報告。ウクライナのマリャル国防次官も同日、「オレホフ周辺でロシア軍が積極的な防御態勢をとっている」と発表。オレホフはウクライナ側が保持する同州の州都ザポリージャとロシアの占領下にある要衝メリトポリの中間に位置しています。

 ロシア軍の報道官は6/9(金)のザポリージャ州での戦闘でウクライナの戦車13両を破壊。ドネツク州でも8両を破壊したと発表。砲撃、無人機(ドローン)、歩兵による戦闘だったとしています。

 ウクライナ軍は6/4(日)以降にドネツク州の要衝バフムト周辺など3つの地域で攻勢を強化。ロシア軍の戦力分散を図るのが主な目的とされるバフムト方面では前進していますが、ベルジャンシクやメリトポリなどロシア軍の補給拠点都市への突破口を開くための戦線は、一進一退の攻防になっているとみられます。アメリカメディアはアメリカ高官の話として、ウクライナ軍が予想を上回るロシア軍の抵抗に直面し、西側諸国が供与した装備に損失が出ていると報じました。特にウクライナ軍の地上部隊が6/7(水)以降、ロシア軍防衛線の突破を試みているザポリージャ州オリヒウ南方で苦戦が伝えられています。ロシア軍は戦闘力の高い部隊を優先的に配置したとされます。

 ウクライナ内務省によると、へルソン市で6/8(木)、カホフカ水力発電所のダム決壊による洪水から住民が避難する最中にロシアによる砲撃があり、少なくとも9人が負傷したと明らかにしました。ロシアが占領したへルソンで住民を見捨てたと非難した上で「最も貴重な人命を救うウクライナの活動を妨げ続けている」と指摘。

 カホフカ水力発電所のダム決壊による洪水で、ロシア占領下のヘルソン州オレシキ市から避難しているリシチュク市長は6/8(木)、被災した市民の食料は「せいぜい2、3日分」で、人道危機にひんしていると述べ、「国際社会が介入し、支援しなければ大惨事になる」と訴えました。残留する市民と連絡を取り続けるリシチュク市長によると、市域の9割が冠水。停電が発生し、井戸の浸水で安全な飲用水も得られず衛生状態が悪化。病院には住民120人が低体温症で搬送され、収容能力の限界に。水位が高く、軍用車か船でしか市を脱出できないといいます。

 ロシアメディアはロシア非常事態省の幹部が6/8(木)、カホフカ水力発電所ダムの決壊に伴う洪水で被災したロシア軍占領地域の住民をロシアの別の地域に移動させる可能性に言及。ロシアが洪水を口実にウクライナ住民のロシア本土への移送を加速させる恐れがあります。この幹部はドニエプル川東岸のロシア軍占領地域にある避難所の収容可能人数は約5000人で、上限を超えれば避難者を別の地域に移動すると説明。ロシア側の暫定州知事は同日、子ども178人を含む約5000人が避難したとSNSで明らかにしています。

 WHO(世界保健機関)は6/8(木)、カホフカ水力発電所のダム決壊による洪水の被災地に緊急物資を急送したほか、感染症などさまざまな健康リスクに対応する準備を進めていることを明らかにしました。テドロス事務局長は「この地域の水質浄化システムや公衆衛生サービスに与える影響は過小評価できない」と警戒感を示しました。

 IAEA(国際原子力機関)は6/8(木)、ドニエプル川のカホフカ水力発電所の巨大ダム決壊の貯水池からザポリージャ原子力発電所への給水は続いていると明らかにしました。IAEAによると、この貯水池から給水ができなくなった場合、他の水源に頼ることが可能で、貯水池の上には大きな冷却池があり、数カ月分の水が蓄えられているとしています。

 ウクライナ当局は6/9(金)、ロシア軍による夜間の空爆で少なくとも1人が死亡したと発表。攻撃は約6時間続き、ミサイル6発のうち4発を、無人機(ドローン)16機のうち10機をそれぞれ撃墜したとしています。ウクライナ空軍はまた、6/8(木)夜に巡航ミサイル2発がチェルカシーの民間施設に命中したと発表。地元当局によると、この攻撃で少なくとも8人が負傷したといいます。




 管理人の平日の朝食は、ご飯に味噌汁が定番。味噌汁は具と味噌が別々にパッケージされたインスタント味噌汁を好んで飲んでいました。ご多分に漏れず、インスタント味噌汁も値上がり。そこで、初めて乾燥したカットわかめを購入。カットわかめとネギをひとつまみずつと、液体タイプの味噌を入れて、熱湯を注いで完成。インスタントの具材と比べて、とてもおいしくいただけました。いろんな具材と組み合わせてみたいなと思います。

▼読みもの



【メディア】
[ テレビ ] 2023/06/09 08:00 (生)
 ux──羽鳥慎一モーニングショー
[ ネット ] 2023/06/09 18:30 (生)
 SKE48 LIVE!! ON DEMAND──SKE48 チームE「SKEフェスティバル」公演
[ テレビ ] 2023/06/09 19:00 (録画・録音)
 ux──ザワつく!金曜日
[ テレビ ] 2023/06/09 20:00 (おっかけ)
 BSフジ──プライムニュース


【ヘルス】
[ BMI ]19.9[ 体脂肪率 ]11.7%[ 内臓脂肪 ]5.0
 ※Google Fitの日誌データなし。

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