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ウクライナ軍反転攻勢 主戦場ザポリージャ方面で進展なしか

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ロシアとウクライナの双方が6/9(金)、南部戦線で激しい戦闘があったと発表。前線からの独立した報道がほとんどなく、ウクライナ側からの発言も乏しいため、ウクライナがロシアの防衛網を破って侵入しているか確認はできていません。ただし、複数の軍事ブロガーがドイツやアメリカの装甲車が初めて目撃され、ウクライナが予告していた反撃の開始を示唆したと指摘しました。反攻作戦には最終的に西側諸国が訓練・装備した数千人のウクライナ兵士が参加すると予想されます。戦争賛成派のロシア人ブロガーはロシアとクリミア半島を結ぶ陸橋の中間地点にある、ザポリージャ州オリヒウ付近で激しい戦闘があったと記述。この地域はウクライナ側にとっての最も有力な目標の一つとみられています。ロシア国防省はオリヒウの南でウクライナの攻撃を2回、さらにドネツク州ヴェリカ・ノボシルカ付近で4回撃退したと述べました。ウクライナのマリャル国防次官はヴェリカ・ノボシルカで戦闘が続いており、ロシア軍はオリヒウで「積極的な防衛を展開している」とだけ述べました。ウクライナの参謀本部によると、過去24時間に東部で27件の武力衝突があり、ロシアによる空爆が58件、ロシアによる砲撃が31件あったとしています。民間人の死傷者が出ているほか、民家や病院、その他のインフラにも被害が出たとしましたが、詳細は明らかにしませんでした。ウクライナは16回の空爆を行い、前線が移動したかどうかについては明らかにしていません。

 プーチン大統領は6/9(金)、旧ソ連構成国との首脳会合のあと、ロシアメディアに対し「ウクライナの攻勢が始まったと確信している。戦略的予備軍の動きによって証明されている」と述べました。そのうえで、「ウクライナ軍はどの場所の戦闘でも、目的を達成できていない。これも絶対に明らかだ。ウクライナ軍の大幅な損失を確認している」との認識を示しました。プーチン大統領は「攻め手に詰まったということは、反転攻勢の試みはすべて失敗に終わったと言える」と指摘。ただし「ウクライナ軍が反転攻勢を続ける可能性はまだ残っている」と述べ、ロシア軍の引き締めを図りました。

 ゼレンスキー大統領は6/9(金)のビデオ演説で、軍幹部と前線の状況について協議したと表明。その上で「行動を必要としていたり、敵が一定の敗北を喫する可能性があったりするあらゆる方面に注意を向けている。防御、攻勢、前線での前進、そのいずれもだ」と強調。イギリス国防省は6/10(土)の戦況分析で「過去48時間にウクライナ側の重要な作戦が東部と南部の複数の地域で行われている」と指摘。「一部の地域ではウクライナ軍が順調に前進し、ロシアの最初の防衛戦を突破したようだ」とする一方で、「別の地域ではウクライナの前進は遅くなっている」との見方を示しました。アメリカメディアはザポリージャ州オリヒウ周辺で激しい戦闘が起きていると報道。ウクライナ軍が投入したドイツ製戦車「レオパルト2」3両、アメリカ製の歩兵戦闘車「ブラッドレー」8台が損害を受けたと分析。アメリカの戦略国際問題研究所(CSIS)は衛星写真の解析などから、ロシアが「第2次大戦以来、ヨーロッパ最大の防衛システムの一つを設計した」と指摘。特にザポリージャ州では塹壕や障害物などで守りを固め「ウクライナ軍の攻勢を遅らせ、ロシア軍に有利な地点へ誘導している」としています。

 ロシアのウクライナ侵略に伴う両軍の兵器損失を調査している団体Oryxは6/9(金)、ウクライナ軍が大規模な反転攻勢で投入したドイツ製主力戦車「レオパルト2」3両をロシア軍の攻撃で失ったとの分析を明らかにしました。ヨーロッパ諸国が大規模反攻のために供与した「レオパルト2」の損失が確認されたのは初めて。「レオパルト2」は西側諸国が供与した兵器の象徴的存在で、反攻序盤での損失はウクライナ軍にとって痛手。Oryxはフランスが供与した軽戦車と呼ばれる装甲車「AMX-10RC」2台やアメリカが供与した「ブラッドレー」歩兵戦闘車11台も失ったと指摘しました。

 アメリカ国防総省は6/9(金)、アメリカ製地対空ミサイルシステム「パトリオット」向けの追加砲弾など21億ドルのウクライナ向け追加支援策を発表。

 NSC(アメリカ国家安全保障会議)のカービー戦略広報調整官は6/9(金)、ロシアがイランとの軍事協力を深化させているもようで、ウクライナへの攻撃で使用した無人機(ドローン)数百機をイランから受け取っていたと明らかにしました。機密解除された情報に基づき、ロシアがここ数週間イラン製ドローンを使いキーウを攻撃したと指摘。「ロシアとイランの軍事的パートナーシップは深まっているようだ」とし、「ロシアがイランと協力し、ロシア国内でイラン製ドローンを製造していることも懸念している」と述べました。さらに、ロシアがドローン製造施設建設に必要な資材をイランから受け取っているという情報を得ており、ロシア・アラブガ経済特別区の工場予定地の衛星写真を公開するとした。同工場は来年初めに本格稼働する可能性があるとしています。

 ロシアのボロネジ州で6/9(金)、集合住宅が無人機(ドローン)による攻撃を受けました。ロシア当局はウクライナに加担するテロ行為との見解を示しており、ボロネジ州のグセフ知事は非常事態を宣言しました。グセフ知事によると、3人が割れたガラスで軽い怪我をしましたが、病院には搬送されていないといいます。ロシア連邦捜査委員会はボロネジの件に関して「ウクライナの軍事、政治指導部の利益のために行動する者」が関与する刑事事件として捜査を開始。

 ノルウェーの地震研究機関NORSARは6/9(金)、ドニエプル川のカホフカ水力発電所のダム決壊の際に爆発の振動を感知したと発表。爆発は現地時間午前2時54分に起き、揺れは「マグニチュード1~2程度」。約620km離れたルーマニア北部でも振動が確認され、担当者は「小さな爆発ではない」と強調しました。同機関は爆発の原因には触れていませんが、これまでの損傷で決壊したのではないという見解に立っています。決壊を巡っては、ウクライナ、ロシア双方が相手側の仕業だと非難しています。アメリカの偵察衛星もダム決壊直前に爆発を検知していたとアメリカ当局者が同日、メディアに明らかにしています。衛星に設置されている赤外線の感知センサーがダムで高熱を検知し、大きな爆発の特徴と一致していたといいます。

 IAEA(国際原子力機関)は6/9(金)、グロッシ事務局長が来週、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談すると発表。ザポリージャ原発の安全確保策やカホフカ水力発電所のダム決壊を巡る支援が焦点となります。ヨーロッパ最大のザポリージャ原発はダムから冷却水を取ってきました。当面必要な水は確保されていますが、グロッシ事務局長は「ダムの大惨事は、原発に新たな難題をもたらしている」としました。ロシアはザポリージャ原発を軍事拠点化しており、双方の攻撃が大事故につながることが危惧されています。原発も訪問予定のグロッシ事務局長は常駐するIAEAの専門家を増強する考えを強調しました。

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【メディア】
[ ネット ] 2023/06/08 21:00 (録画・録音)
 SHOWROOM──NMB48 貞野遥香
[ テレビ ] 2023/06/09 19:30 (録画・録音)
 SHOWROOM──NGT48 杉本萌
[ テレビ ] 2023/06/10 12:00 (録画・録音)
 BS-TBS──関口宏の一番新しい中世史 ~室町時代~
[ テレビ ] 2023/06/09 19:00 (録画・録音)
 BS11──機動新世紀ガンダムX
[ テレビ ] 2023/06/10 18:00 (録画・録音)
 TeNY──名探偵コナン
[ テレビ ] 2023/06/10 19:00 (録画・録音)
 BS11──機動戦士ガンダムOO 2nd Season
[ ネット ] 2023/06/10 22:40 (生)
 SHOWROOM──NGT48 水津菜月
[ テレビ ] 2023/06/10 15:00 (生)
 ux──【U字工事が新潟へ】内緒にしておけない!?“隠れ名物”第8弾!新潟×福島珍道中


【ヘルス】
[ BMI ]19.8[ 体脂肪率 ]11.3%[ 内臓脂肪 ]4.5
 消費カロリー : 487kcal

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