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NATO事務総長 ウクライナでNATO加盟国に対する信頼が低下

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長は、ロシアが侵略するウクライナではNATO加盟国に対する信頼が「低下している」との見解を示しました。ロシアとの戦闘に向けた武器納入の遅れなどが要因といいます。ストルテンベルグ事務総長はウクライナに対する国際的な軍事支援の調整を再構築する時期に来ていると指摘。「予測可能性と一層の説明責任、負担分担を確保するためには、より強固で組織化された支援の枠組みが必要だ」と訴えました。NATO加盟国の支援が不十分だった例として、アメリカ議会が約600億ドルのウクライナ支援策を可決するのに6カ月かかったことや、ヨーロッパ諸国が約束よりもはるかに少ない砲弾しか提供しなかったことを挙げました。これらが戦場で大きな影響を及ぼしてロシアが先手を取り、弾薬不足のウクライナ軍は守勢に回ることを迫られています。ストルテンベルグ事務総長は「約束したものを提供していないということは信頼を低下させた」と言及。一方でウクライナは今もNATO加盟国を信じており、加盟国が支援を提供するかどうかにかかっているとの認識を示しました。

 ロシアのショイグ国防相はウクライナにおける軍事作戦のために、より多くの武器をより迅速に供給するよう命じたと国防省が明らかにしました。作戦を担当するゲラシモフ参謀総長が軍最高司令部の会議でショイグ国防相に報告書を提出。ショイグ国防相は「必要な攻撃のペースを維持するためには、部隊に供給される武器や軍事装備の量と質を高める必要がある」と指摘。ウクライナが武器の不足に直面する中、ロシア軍はここ数週間、ウクライナ南東部の前線でほぼ毎日前進しています。

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