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バイデン大統領 ウクライナへの軍事支援継続

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は4/19(水)、ベラルーシとポーランド両国との国境地帯を視察。ボルイニ州の森林で国境警備隊の隊員らと面会し、「国境警備隊に感謝するためにここを訪問したことは光栄だ」とし、隊員に賞を授与しました。プーチン大統領は戦術核兵器をベラルーシに配備すると表明し、ウクライナ側は警戒を強めています。

 ウクライナ空軍は4/19(水)、ドニエプロペトロフシク州などに対し、ロシア軍が少なくとも11機の自爆型ドローン(無人機)による攻撃を試みたものの、10機を撃墜したと発表。ロシア軍は最近、大規模ミサイル攻撃の頻度を減らす一方、イラン製とされる自爆ドローンによる攻撃を継続。ロシア軍は枯渇しつつあるとされる高精度ミサイルの温存を図っているとする観測が出ています。また、ウクライナ軍参謀本部は最激戦地であるドネツク州のバフムト市内やリマン方面で激しい戦闘が続いていると発表しました。

 ウクライナで安全保障政策の中枢を担うダニロフ国家安全保障・国防会議書記は、同国内でロシアが核兵器を使用する可能性はあるとした上で「それでも反攻をやめない」と強調。G7(先進7カ国)にはロシアによる侵略を含め「世界で起きていることへの責任ある行動を求める」と訴えました。ロシアが第2次大戦後の国際秩序を壊したと指摘。世界が民主主義陣営とそれ以外に二分されつつある中で、日本が議長国を務める5月に広島で行われるG7首脳会議にオンライン参加を予定するゼレンスキー大統領の演説は「内容豊富で説得力のあるものになる」と述べました。国家安保・国防会議は軍司令官や国防相、外相らで構成される大統領直属の最重要機関。ダニロフ国家安全保障・国防会議書記はロシアをテロ国家と非難。核兵器が使用されてもウクライナが反攻を続ける理由について「強い者が勝つという考えが広がれば、世界を危険にさらす」と指摘しました。

 ウクライナの戦略国家研究所のビェリェスコウ研究員は攻勢について「なお準備段階」とした上で、「今後3、4カ月が世界秩序にとって重大な時期」になるとの認識を強調しました。「ゼレンスキー大統領が攻勢について『依然、準備段階にある』といったのは的確だ。なぜ多くの人がウクライナはすぐにも攻勢に出ると結論づけるのかわからない。装備・弾薬の蓄積や集積、人員の訓練などの過程にあり、攻勢前に前線のロシア軍を人員不足に陥らせる必要もある。(攻防が続くドネツク州の)バフムトにこだわっているのは、できるだけ多くのロシア兵を消耗させるのに最適だからだ。ウクライナの政治・軍事の指導層は早計な攻勢が成功の確率を押し下げることを理解している。ロシアが前線をテコ入れする前を目指すなら、いつまでも待てない。ただ、それが(前線の)どこで行われるかによって攻勢は左右される。忍耐が必要な要因もある。反転攻勢は数十キロ、数百キロに及ぶ戦線で数万、数十万の人員と数百種類の装備が関わる大規模作戦。いつ準備が完了するのか情報を持ち得ないが、印象では早くて5月後半、多分6月、7月さえありうると思う。アメリカ軍などの機密文書が流出したが、これはアメリカ内部の問題であり、ウクライナ側に原因はなかった。流出の根源と動機を解明し再発防止を保証するのはアメリカ側の仕事だ。幸い流出したのは作戦計画ではなく、攻勢時期を左右するとは思えない。しかし、3月にドイツで行われた机上演習に関する情報が含まれた可能性がある。机上演習は作戦計画を試し、課題を得るために重要な手段だ。計画の共有は限られていたはず。アメリカとの実りある協力に不可欠な信用を損なう恐れがある。ウクライナ軍の防空能力の問題などが流出文書に記載されていたように、アメリカ側がウクライナの成功の可能性を厳しく評価していたとしても、明白な事実はわれわれは昨年2月のロシアによる侵略以来、常に外部の予想を覆してきたことだ。砲弾や装備の恒常的な不足にもかかわらず、われわれは攻守の両面で成果を挙げてきた。攻勢の成否を占う上で最も重要なことは、ウクライナがロシアとの比較でどれほど有能であるかだ。だからこそ、われわれはときを忍耐強く待ち、慎重に準備を重ねてきた。ウクライナが(攻勢で)主流の意見や通念を打ち破る新たな実例を示すことを望んでいる。ロシアは旧ソ連の大部分の兵器を受け継いだが、戦車などは旧式でその利点は減退している。最大の強みは核兵器使用の威嚇だ。プーチン大統領は脅しをうまく使い、アメリカはそのせいでウクライナへの長射程ミサイル供与を除外した。バイデン米政権はロシアを罰するより、ロシアがエスカレートしないよう管理することを重視している。プーチン大統領はここにつけ入り、中国は核威嚇が(台湾有事でアメリカの)介入を防ぐ有効な方法と学んでいる。核保有国が始めた侵略であっても、それをうち破る以外に世界秩序を守る方法はない。今後3、4カ月は極めて重大な時期だと世界全体が認識すべきだ」としました。

 バイデン大統領は4/19(水)、ウクライナに対する3億2500万ドルの新たな軍事支援を発表。高機動ロケット砲システム「HIMARS」用の追加弾薬のほか、先進ミサイルや対戦車地雷などが含まれます。ブリンケン国務長官は「今回の安全保障支援には「HIMARS」用弾薬のほか、砲弾、ウクライナ軍の防衛力強化に不可欠な対装甲システム、小型武器、後方支援車両、メンテナンスサポートなどが含まれている」と表明。「ロシアが戦争を終わらせるまで、アメリカと同盟国、パートナー国は必要な限りウクライナと団結して立ち向かっていく」と述べました。

 デンマーク国防省は4/20(木)、オランダと14両の独製戦車「レオパルト2」を共同購入し、ウクライナに無償で供与することで合意したと発表。国防省は「オランダとデンマークはきょう、ウクライナのために14両の『レオパルト2A4』を共同購入して改造した上で、寄贈することを公表する」と明らかにしました。戦車は「2024年初め」から順次引き渡される予定。推定総額1億6500万ユーロ(約240億円)の費用は両国で「平等に分担する」としています。国防省は「われわれはこの形で多くのパートナーや同盟国が支持している『レオパルト2連合』に共同参加する」と説明。これとは別にオランダのオロングレン国防相は「ウクライナとヨーロッパの安全保障は切り離せないほどに結び付いている」との声明を出しました。

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[ BMI ]20.0[ 体脂肪率 ]11.9%[ 内臓脂肪 ]5.0
 歩数 : 7,330歩 距離 : 5.24km 消費カロリー : 345kcal

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