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ウクライナ国防相 アメリカ機密文書流出マイナスの影響をさほど重要視しない/アメリカ機密文書流出 軍基地で働く男が関与か

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ウクライナ軍は4/12(水)、ロシア軍がドネツク州の要衝バフムトの80%以上を支配しているとの主張を否定しました。バフムトでの戦闘を主導しているロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は4/11(火)、バフムトの80%以上を支配していると表明。これに対し、ウクライナ軍はバフムトの20%を大幅に上回る地域を支配していると説明。ウクライナ東部軍の広報担当官チェレバティ氏は「バフムトの防衛に当たっている旅団の司令官と連絡を取った。ウクライナ軍がバフムトのかなり広い領域を支配していると自信を持って言える」と述べました。

 ウクライナのレズニコフ国防相は4/12(水)、アメリカ機密文書流の出を巡り、ウクライナ軍に関し事実と一致しない情報が多く混在しているとし、マイナスの影響をさほど重要視しない考えを示しました。レズニコフ国防相はアメリカの軍事・情報機関の「機密」「最高機密」文書がSNSで公開されたことについて、「虚実が入り混じっている」と指摘。「とりわけアメリカなどのウクライナの同盟国間の信頼感を低下させることが目的であることは明白」とし、「この企ての恩恵を受けるのは無論ロシアとその同盟国だ」と述べました。また、流出した文書に示されていたNATO(北大西洋条約機構)の特殊部隊がウクライナ国内で活動しているという情報は「事実ではない」と強調しました。

 SNS上に流出したアメリカの機密情報とされる文書に、ウクライナ戦争でロシア・ウクライナ両軍の兵士合わせて最大354,000人が死傷したとの記述があることが分かりました。また、同戦争が203年以降も続く長期戦に発展する可能性があるとも記されていました。2/23(木)付けの分析では「ドンバス地方(ドネツク州、ルハンシク州)の戦いは年内いっぱいこう着する見込み」と題し、ロシアがをドンバス地方を奪取できる可能性は低いとの見方が示されています。アメリカ防情報局がまとめたとされる推計ではロシア側の死傷者は189,500~223,000人、うち35,500~43,000人が戦死、154,000~180,000人が負傷。一方、別の文書ではウクライナ側の死傷者は124,500~131,000人に上り、戦死者は15,500~17,500人、負傷者は109,000~113,500人とされています。この数字はロシアとウクライナの両国政府が発表した公式発表の約10倍に相当します。

 ロシアのリャプコフ外務次官はSNSに流出したアメリカ機密文書について、「ロシアを陥れる」ためにアメリカが意図的に流出させた可能性もあるとの見方を示しました。リャプコフ外務次官は「アメリカはウクライナ紛争の当事者であり、われわれに対して本質的にハイブリッド戦争を仕掛けている。敵であるロシア連邦を陥れるためにこうした方法が使われている可能性がある」と述べました。

 アメリカメディアはアメリカ機密文書流出問題を巡り、軍基地で働く20代の銃愛好家の男性が関与したと報じました。この人物はインスタントメッセージプラットフォーム「ディスコード」上で、招待制のグループを管理。グループのメンバーは10代を含む約25人で、その半数ほどは外国から参加しており、ロシア人やウクライナ人のメンバーもいるといいます。昨年の終わり頃から週に数件の機密情報をグループ内で共有し始め、当初は機密文書の内容を書き写したものでしたが、次第に文書を撮影した画像を共有するようになったとしています。

 生きているウクライナ兵の首を切り落としたとされる動画が拡散している問題で、ロシアの人権団体グラグ・ネットは実行犯がロシアの民間軍事会社の兵士だと特定したと発表。グラグ・ネットはノルウェーに亡命したロシアの民間軍事会社ワグネルの元兵士から聞いた話として、生きているウクライナ兵の首を切り落とした人物がワグネルの兵士だと判明したと明らかにしました。グラグ・ネットは「映像で聞こえるコールサインや話し方などで完全に識別した」としていますが、個人情報まではわからないとしています。グラグ・ネットは、「(ワグネル兵の)名前を明らかにした人には報酬として、3,000ユーロ(日本円でおよそ44万円)を支払う」としています。

 ロシア大統領府のペスコフ報道官は4/12(水)、ウクライナ産穀物を黒海の港から安全に輸出するための合意について、ロシア自体の穀物輸出がなお制限されているため、5/18(木)の期限を延長できる公算は大きくないと警鐘を鳴らしました。ペスコフ報道官は「いかなる合意も片脚だけではなく、両脚でなければ立てない」と発言。「延長の見通しは明るくない」と述べました。合意は昨年7月、国連とトルコの仲介によって成立し、ロシアのウクライナ侵略による世界的な食料不足の解消に役立っています。期限を迎えた3月、ロシアは5/18(木)まで60日間だけの延長に合意。さらなる延長を検討する条件として、ロシア農業銀行によるSWIFT(国際銀行間通信協会)への加盟復帰、保険利用の制限解除など、ロシアの穀物輸出に関連する要求を複数掲げていました。国連のデュジャリック報道官は同日、ロシア側の要求についての進捗状況を問われ、グテレス国連事務総長はSWIFTや保険会社、2国間制裁に関して権限を持っていないと指摘。国連としては全体をまとめるために粘り強く尽力していると述べました。

 ロシアの反政権運動指導者ナワリヌイ氏が創設した汚職追及団体の幹部はロシア国内の刑務所に収監されているナワリヌイ氏の健康状態が悪化し、「刑務所側に毒を盛られている可能性がある」と明らかにしました。少量の毒を薬に混ぜているとの見方を示しています。4/7(金)頃に激しい胃の痛みを訴え、体重は半月で約8kg減ったといいます。ナワリヌイ氏は2020年8月、旧ソ連が開発した猛毒ノビチョク系の神経剤を盛られ、一時重体となりました。ナワリヌイ氏の弁護士は4/11(火)、「急速ではないが、じわじわと悪くなっている」とSNSで指摘。2021年から収監されているナワリヌイ氏は監視が特に厳しい刑務所に入っています。最近も通算13度目となる懲罰房に送られていますが、獄中からロシアのウクライナ侵略への反対を訴えています。

 世界銀行は4/12(水)、ウクライナのエネルギー関連インフラ再建に向け2億ドルの融資を行うと発表。世銀によると、昨年秋から冬にかけてウクライナの電力インフラの半数以上が被害を受け、国内全体で停電が発生し、食料や水不足を引き起こしました。その後、大半の発電所では送電が再開しましたが、送電用変電所への打撃で出力は制限されており、多くの地域で計画停電などが行われているといいます。世銀は声明で、2億ドル支援はウクライナ国内の移動式変圧器などの緊急設備の修復に使われると説明。ウクライナ政府は4/10(月)、ロシアによる攻撃で昨年10月に停止していたヨーロッパ向けの電力輸出を再開したと発表しています。

 ウクライナの国営ガス会社ナフトガスはロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島において、同社の資産を違法に接収したとして、オランダのハーグにある常設仲裁裁判所がロシアに50億ドルの賠償を命じたことを明らかにしました。同社は「エネルギー分野で重要な勝利」を勝ち取ったと表明。今後ウクライナに有利な決定がさらに下されるだろうとし「ロシアは国際法の下で義務を履行し、今回に決定に従う必要がある」と主張しました。

▼読みもの



【話題】
[ COVID-19 ] 新潟県新規感染者228人──新潟市は82人(医療機関74人、陽性者登録、フォローアップセンター8人)


【メディア】
[ テレビ ] 2023/04/13 08:00 (生)
 ux──羽鳥慎一モーニングショー
[ ネット ] 2023/04/12 21:00 (録画・録音)
 SHOWROOM──NGT48 水津菜月
[ ネット ] 2023/04/13 18:00 (生)
 NGT48 LIVE!! ON DEMAND──NGT48 3期生「PARTYが始まるよ」公演
[ テレビ ] 2023/04/13 19:30 (録画・録音)
 BS-TBS──報道1930
[ ネット ] 2023/04/13 22:15 (生)
 SHOWROOM──宮一乃麗楓
[ テレビ ] 2023/04/13 22:00 (録画・録音)
 NHK BSプレミアム──コズミック フロント 選 「太陽 vs 地球磁場 天使か?悪魔か?」


【ヘルス】
[ BMI ]20.2[ 体脂肪率 ]10.1%[ 内臓脂肪 ]3.5
 歩数 : 9,369歩 距離 : 6.53km 消費カロリー : 458kcal

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