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アメリカ機密文書流出 空軍州兵を逮捕 軍ネットワーク技術支援要員で機密情報にアクセス/ウクライナ軍 バフムトから撤退か

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。FBI(アメリカ連邦捜査局)は4/13(木)、アメリカ機密文書流出問題に絡み、空軍州兵ジャック・テシェイラ容疑者を逮捕したと発表。ガーランド司法長官はFBIが「国防機密情報の不正な持ち出し、保持、送信の疑いに関する捜査に関連して」逮捕したと指摘。「FBI捜査官はきょうの午後早く、問題なくテシェイラ容疑者の身柄を拘束した」とした上で「この捜査は継続中だ」と述べました。テシェイラ容疑者は当初に機密文書が出回ったチャットグループのリーダー格とみられ、FBIは容疑者の思想や背後関係の有無、機密情報の入手方法、拡散経路などの捜査を急いでいます。テシェイラ容疑者は軍ネットワークの技術支援要員で機密情報にアクセスできたとも報じられています。

 イギリスメディアは流出したアメリカ機密文書で、アメリカが国連のグテレス事務総長の通信を傍受していたことが明らかになったと報じました。文書はグテレス事務総長がウクライナ産穀物輸出の合意を維持するためにロシア寄りの姿勢を取っていると批判していたとしています。2月中旬の文書にグテレス事務総長とモハメド副事務総長の会話が記録されていました。グテレス事務総長はEU(ヨーロッパ連合)のフォンデアライエン・ヨーロッパ委員長による弾薬の生産拡大の呼びかけに失望を示し、モハメド副事務総長はケニアのルト大統領を信用できないと話していたとしています。ドゥジャリク事務総長報道官は「事務総長はスパイ行為には驚いていない。私的な会話の内容がゆがめられ、公開されることが残念だ」と述べました。文書にはグテレス事務総長が西側諸国の制裁下にあるロシアから食料や肥料の輸出を進めようとしており「ウクライナ侵略の責任を取らせるための努力を台無しにしている」と記されていました。

 アメリカメディアは流出したアメリカ機密文書について、中国がウクライナ侵略を続けるロシアに対し兵器の供与を認めていたとの情報が含まれていると報じました。アメリカがロシアの対外情報局の通信を傍受した内容で、中国がロシアに対し殺傷能力のある兵器の供与を承認し民生品として偽装する計画をしていたとしています。

 ドイツ国防省は4/13(木)、ポーランドに売却した旧ソ連製戦闘機「ミグ29」5機について、ロシアによる侵略を受けるウクライナに供与することを許可。ポーランドから再輸出の申請を受けて、即日承認したもの。

 イギリス情報機関は4/14(金)、ウクライナ軍がドネツク州バフムトの一部地域からの撤退を余儀なくされているとの見方を示しました。ロシア軍が再び攻勢を強め、2日にわたって激しい砲撃を行っていると指摘。「ロシアはバフムトへの攻撃を再び強めている。ロシア軍と民間軍事会社ワグネルの部隊の連携が改善した」と分析。「ウクライナ軍は重大な補給の問題に直面しているが、明け渡さざるを得なくなった陣地から秩序ある撤退を行っている」との見方を示しています。「ウクライナ軍はバフムトの西地区を維持しているが、48時間前からロシア軍の非常に激しい砲撃を受けている」としました。

 ロシアのサンクトペテルブルクのカフェで4/2(日)に起きた爆発により政権派の軍事ブロガー、ウラドレン・タタルスキー氏(本名マクシム・フォミン)が死亡した事件で、FSB(ロシア連邦保安局)は4/13(木)、ウクライナの情報機関が爆発事件を立案・実行したことが断定されたとする捜査結果を公表。捜査当局は爆発から間もなく、カフェで爆発物を爆発させたとする容疑で、反体制派団体メンバーとされるロシア人、ダリア・トレポワ被告を拘束。爆発物の入手経路を捜査していました。FSBの発表によると、同被告に爆発物を渡したのはウクライナ情報機関の指示で2月に第三国経由でロシアに入国していたウクライナ人工作員ユーリー・デニソフ容疑者だと判明したとしています。FSBによると、デニソフ容疑者は事件直後、ロシア国外に出国したとしています。

 ロシアの検事総長室は捕虜となったウクライナ兵を斬首しているとされる動画について、予備的な捜査を開始したと発表。同室は「信頼性を評価して適切な決定を下すため、動画を捜査部門に送った」と説明。動画がSNSで公開されたのを受け、ウクライナ側は強く反発。ロシアは通常、戦争犯罪を全面的に否定するのが通例で、今回の措置は異例。動画は約1分40秒で、迷彩服を着用したマスク姿の男が男性を斬首する様子が映っています。男が斬首した後、頭部を司令官に届けるべきだとの声があります。被害者の男性の衣服にはウクライナの国章。ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は犯人はワグネルに所属しているとのロシアNGOやワグネル離反者による告発を否定しました。

 アメリカを訪問中のポーランドのモラウィエツキ首相はフランスのマクロン大統領を念頭に、ヨーロッパ人が中国との関係強化を目指せば、歴史的な過ちを犯す可能性があると非難しました。モラウィエツキ首相はシンクタンクの大西洋評議会で、「(一部のヨーロッパ諸国が)中国でのEU(ヨーロッパ連合)製品の販売を促進しようと、地政学的に大きな犠牲を払って近視眼的に中国に目を向け、対中依存を強めている」「ロシアを相手に犯したのと同じ、非常に大きな過ちを中国相手に犯そうとしている」と訴えました。また、マクロン大統領の名前こそ挙げませんでしたが、その発言に言及して、「台湾は関係ないと言っていては、ウクライナのきょう、あしたを守ることはできない」「ウクライナが陥落し、征服されれば、翌日にも中国が台湾を攻撃してもおかしくない」と述べました。さらに「ヨーロッパの自立というと聞こえはいいが、それはヨーロッパが重心を中国に移し、アメリカとの関係を断ち切ることを意味する」「戦略的自立という概念が、判断を誤り自ら災難を招くということを意味するのであれば、まったく理解できない」と語りました。

▼読みもの



【話題】
[ COVID-19 ] 新潟県新規感染者209人──新潟市は76人(医療機関68人、陽性者登録、フォローアップセンター8人)


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[ テレビ ] 2023/04/14 19:00 (録画・録音)
 BS日テレ──深層NEWS


【ヘルス】
[ BMI ]20.3[ 体脂肪率 ]9.9%[ 内臓脂肪 ]3.5
 歩数 : 6,917歩 距離 : 4.94km 消費カロリー : 336kcal

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