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ゼレンスキー大統領 ヨーロッパ主要国を訪問 新たな支援受け戦争長期化に備える

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。キーウ市の軍管理当局責任者は5/16(火)、未明にロシア軍による無人機(ドローン)や巡航ミサイルを使った空爆が行われ、おそらく弾道ミサイルも使用されたとの見方を示しました。「異例の頻度だった。最も短時間に最多の攻撃ミサイルがあった」とSNSに投稿。「暫定情報によると、キーウ空域で敵のターゲットは大部分が検知され、破壊された」と説明。撃墜された物体の数や一部が標的に命中したかどうかなどは分かっていません。クリチコ市長は市の西部地区では落下した破片によって数台の車で火災が起き、建物が損傷したと説明。3人が負傷したとしています。また、キーウ市の南東に位置し主要な民間空港があるボリスピリ市南部では防空システムが無人機攻撃を撃退しているとしました。軍管理当局によると、他の地区では大きな被害は見られず、現時点で負傷者の情報はありません。ウクライナ国防省などによると、ロシア軍は極超音速ミサイル「キンジャール」6発を含むミサイル18発を撃ち込んだとし、ウクライナ空軍はこれら全てのミサイルを撃墜したとしています。アメリカが先月供与した地対空ミサイルシステム「パトリオット」を使用したかどうかは明らかにしていません。レズニコフ国防相は自身のSNSで「信じられないような成功を収めた」としたうえで、「ロシアのテロリストがウクライナで優勢になる可能性はない。ロシアの兵器は西側の兵器で対抗できる」と述べました。ロシア国防省は同日、極超音速ミサイル「キンジャル」によるウクライナの首都キーウへの攻撃で、アメリカ製地対空ミサイルシステム「パトリオット」を破壊したと主張しました。

 ドネツク州の激戦地バフムトの攻防を巡り、ウクライナ東部軍の報道官は5/15(月)、一部地域で「過去2日間で350m~2km前進した」と説明。ただし、シルスキー陸軍司令官は「部分的な成功にすぎない」との見方を示しています。

 ゼレンスキー大統領は5/15(月)、ロンドン郊外のチェッカーズ(イギリス首相別荘)を訪問し、スナク首相と会談。イギリス政府によると、スナク首相は数百発の防空ミサイルと、飛行距離200kmを超える長距離攻撃型無人機(ドローン)数百機を含む無人航空機システムをウクライナへ新たに供与する方針を確認したとしています。ゼレンスキー大統領はスナク首相に「イギリスはこれまで多くのことをしてくれた」と感謝の意を表明。スナク首相は「イギリスはウクライナとその国民を支援することに揺るぎはない」と強調しました。ウクライナが要請している戦闘機供与については戦闘機「F16」の供与に向けた他の国との取り組みを続けながら、ウクライナ軍パイロットの基礎訓練を夏に開始すると表明しました。

 フランスメディアとのインタビューに応じた同国のマクロン大統領は5/15(月)、前日のゼレンスキー大統領との会談で「ウクライナ軍の戦闘機パイロットの訓練に向けた扉を開いた。他のヨーロッパ数か国もその用意がある。アメリカとの協議は進行中だと思う」と説明。「訓練は今から開始できる」としましたが、詳細は明らかにしませんでした。

 NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長は5/15(月)、7月にリトアニア首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、ウクライナのNATO軍事基準への移行を支援するための複数年にわたる計画について合意することに期待を示しました。ストルテンベルグ事務総長は「コペンハーゲン民主主義サミット」にビデオ形式で参加し「ウクライナが旧ソ連時代の基準や装備から、NATO基準の装備に移行し、NATOと完全に相互運用できるようにする方法に関する複数年のプログラムで合意できると期待している」とし、「こうした合意はウクライナがNATO加盟に向けて前進する助けになる」と述べました。ウクライナのゼレンスキー大統領もこの日、コペンハーゲン民主主義サミットでビデオ演説を行い、NATOに対し7月の首脳会議で同国の加盟について「前向きな政治的決定」を下すよう改めて訴えました。ゼレンスキー大統領は「ヨーロッパにおける最大の安全保障上の不確実性を取り除く時だ」と指摘。「7月の首脳会議でそれをやる価値がある。これは時宜を得たシグナルとなるだろう」と述べました。

 NSC(アメリカ国家安全保障会議)のカービー戦略広報調整官は5/15(月)、ウクライナ侵略を続けるロシアにイランが昨年8月以降、400機以上の無人機を提供したと述べました。イランもロシアから数十億ドル(数千億円)規模の防衛装備品を購入しようとしているとして、両国の「全面的な防衛協力」が進んでいると指摘。アメリカ政府がEU(ヨーロッパ連合)やイギリスとともに、イランの無人機に使われた西側諸国製部品が「ウクライナに持ち込まれるのを防ぐ新たな制限を科す」と強調。供給に関わる関係者を制裁対象に追加指定する方針も示しました。イランとロシアの連携が「ウクライナだけでなく、中東地域、さらには国際社会にとって有害だ」とも批判。巡航ミサイルの不足が指摘されるロシア軍は「カミカゼ・ドローン」と呼ばれるイラン製無人機をウクライナ各地への攻撃手段として多用しており、ウクライナや西側諸国は危機感を強めています。

 国連安全保障理事会は5/15(月)、ウクライナ情勢を協議する公開会合を開催。ロシアが黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出合意を延長しない可能性を示唆する一方、日本と西側諸国は「世界の食料安全保障を危険にさらしている」などと批判し、各国から合意の延長を求める声が相次ぎました。ロシア側は国連とトルコが仲介したウクライナとの4者合意に不満を示して、5/18(木)の期限切れを主張。安保理会合でもネベンジャ国連大使はロシア産肥料と食料の輸出に対する障害が取り除かれない限り「合意の延長は保証できない」と述べました。

 IEA(国際エネルギー機関)は5/16(火)の月報でロシアの4月の石油輸出量がウクライナ侵略開始以降、最多水準に達したと発表。西側諸国の制裁にもかかわらず、輸出された原油の日量は5万バレル増の830万バレル。4月のロシアの石油輸出収入は前月比17億ドル(約2300億円)増の150億ドル(約2兆円)。ただし、前年同月比では27%下回っています。IEAによると、ロシアの4月の原油生産量は日量960万バレルと「ほぼ安定」している。輸出される原油の80%は中国とインド向けだとしています。ロシアは今年に入り大幅な減産を示唆していましたが、逆にIEAは「減収を補うために輸出量を増やしている可能性がある」と指摘しました。

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【ヘルス】
[ BMI ]20.1[ 体脂肪率 ]11.5%[ 内臓脂肪 ]5.0
 歩数 : 3,105歩 距離 : 2.2km 消費カロリー : 144kcal

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