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アメリカ軍制服組トップ ウクライナ反攻を失敗と見なすのは時期尚早

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は7/18(火)、ロシア軍に対する反転攻勢の遅れを指摘されているウクライナ軍について、「かなりの戦力を温存している」との見方を示しました。ミリー統合参謀本部議長はウクライナを支援する各国によるオンライン会議後の会見で、反攻が停滞しているのではないかという質問に対し、ロシア軍の拠点は地雷原や対戦車障害物、有刺鉄線、塹壕などで防備を固められているが、ウクライナ軍は「かなりの戦力をまだ投入していない」と指摘。「今は戦力を温存しており、時間をかけて慎重かつ着実に地雷原を突破している。厳しい戦いだ」と述べました。さらに、「反攻を失敗と見なすのは時期尚早」だと付け加えました。会見に同席したオースティン国防長官はウクライナ軍に対するてこ入れはまだ終わっていないと強調。現在、ウクライナ軍の3個旅団がドイツで訓練を受け、装備を整えており、「他の地域でも訓練が行われている」と説明。

 ロシアに対するウクライナの反攻作戦で、ウクライナ国防省の広報官は7/18(火)、ドネツク州西部の集落スタロマイオルスコエまでウクライナ軍が到達し、ロシア軍と市街戦を開始したと明らかにしました。同集落は反攻の主軸の一つであるザポリージャ州方面に位置しており、ウクライナ軍が徐々にだが着実に前進していることが示された形。アメリカの戦争研究所も7/16(日)、ウクライナ軍がスタロマイオルスコエ周辺で一定の前進に成功したと分析していました。ウクライナ軍はザポリージャ州方面での反攻で、アゾフ海まで南進してロシア軍の支配下にある「陸の回廊」を分断し、ロシア軍の補給を困難にすることで、隣接するヘルソン州などの被占領地域の奪還につなげる戦略だとされます。ただ、ロシア軍が構築した強固な防衛線に直面し、ウクライナ軍は慎重な前進を強いられています。ウクライナのシルスキー陸軍司令官もイギリスメディアとのインタビューで、ロシア軍の防衛線と地雷原を突破するのは容易ではないと説明。「反攻の早期成功は現実的に不可能だ」と述べ、反攻が長期化するとの見通しを示しています。ウクライナは7/17(月)、ザポリージャ州方面での反攻に関し、これまでにアゾフ海までの距離約100kmのうち9km超の前進に成功し、約180平方kmの領土を奪還したと発表。ドネツク州バフムト方面を含めると、奪還した領土は計約210平方kmになったとしました。

 ウクライナメディアによると、7/18(火)夜~7/19(水)未明にかけ、首都キーウやオデーサなど同国各地にロシア軍のミサイル攻撃や自爆型ドローン(無人機)攻撃があったと報じました。ウクライナ空軍は計30以上のミサイルやドローンを撃墜。ロシア軍の大規模攻撃は2日連続。ロシアが実効支配するクリミア半島とロシア領土を結ぶクリミア大橋で7/17(月)に起きたウクライナの攻撃に対する報復の一環だとみられます。オデーサはウクライナ産穀物を黒海経由で輸出する穀物合意の主要港で、前日にもロシア軍の攻撃を受けていました。ウクライナ軍南部方面部隊のグメニュク報道官はオデーサへの攻撃について、合意から離脱したロシアがウクライナの穀物輸出を妨害しようとしているとの見方を示しました。

 ウクライナのレズニコフ国防相はウクライナメディアへの寄稿で、NATO(北大西洋条約機構)への加盟に向け、自国内に外国軍基地の設置を可能にするための憲法改正を提案しました。レズニコフ国防相は「NATO加盟までの移行期間が始まった」と題した寄稿で、外国軍基地の設置を禁じる憲法の条文を削除する必要性を訴えました。ウクライナの加盟が簡単に実現しない場合でも、NATO加盟国が軍事基地を設置して部隊を常駐させれば、ロシアに対する抑止力になるとの計算があるとみられます。

 ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島のクリミア共和国アクショノフ首長は7/19(水)、クリミア半島の軍事訓練場で火災が発生したとSNSに投稿。火災が発生したのは東部キーロフスク地区の訓練場で、近くの高速道路が閉鎖されたほか、2000人以上が避難を余儀なくされるといいます。

 JICA(国際協力機構)の田中明彦理事長は7/18(火)、ウクライナを訪問。首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、ゼレンスキー大統領は無数に埋まる地雷除去の分野で日本の支援に期待感を示したと明らかにしました。ウクライナ当局によると、国土の3割に地雷や不発弾が埋まり、完全な除去には少なくとも10年はかかるとしています。日本政府はJICAを通じ、探知機4台をすでに供与。今後さらに数十台提供する方針で、除去機も数十台供与します。日本のほか、西側諸国も地雷除去の支援を始めています。田中理事長によると、ゼレンスキー大統領はウクライナ国内で機材の生産体制を構築したいと述べたといいます。

 国連は7/18(火)、ロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関する合意の履行を停止したことを受け、ウクライナとロシアの穀物や肥料を世界市場に供給するための案が示されていると明らかにしました。ロシアは前日に穀物合意の履行停止を発表。これにより安全な航行の保証が取り消されたほか、国連とロシアの間で結ばれたロシアの食料と肥料の輸出支援に関する合意も停止されました。国連のデュジャリック報道官はグテレス事務総長が「ウクライナの穀物とロシアの穀物や肥料が世界市場に確実に供給されるよう、あらゆる可能性を模索する」と記者団に説明。「複数のアイデアが浮上している」と述べました。しかし、詳細は明らかにしませんでした。ウクライナのクレバ外相は黒海穀物合意の代替策を見つける必要があるとし「現在、非常に活発な議論が行われている」と述べました。

▼読みもの

【メディア】
[ テレビ ] 2023/07/19 08:00 (生)
 ux──羽鳥慎一モーニングショー
[ テレビ ] 2023/07/19 18:15 (生)
 ux──スーパーJにいがた
[ ネット ] 2023/07/19 18:30 (生)
 SKE48 LIVE!! ON DEMAND──SKE48 「手をつなぎながら」公演
[ ネット ] 2023/07/19 18:45 (生)
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[ テレビ ] 2023/07/19 19:00 (録画・録音)
 BS日テレ──深層NEWS


【ヘルス】
[ BMI ]19.6[ 体脂肪率 ]11.6%[ 内臓脂肪 ]4.5
 歩数 : 3,508歩 距離 : 2.45km 消費カロリー : 197kcal

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