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プーチン大統領 反攻のウクライナ軍に10倍の損害を与えた

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は6/13(火)のビデオ演説で「ウクライナ軍の陣地を守り、前進させるために今まさに戦っている全ての(兵士)に感謝する」と述べ、「バフムト周辺のさまざまな場所で前方への動きがある」としました。また、南部タブリア地域ではロシア軍の航空・砲撃部隊が優位にあるにもかかわらずウクライナ軍部隊が前進しているとし、「ロシアの悪行からの解放に向け兵士らが進めた一歩一歩に感謝する」と述べました。また、「残念ながら、ロシアにはなおミサイル生産に不可欠な部品を調達する手段がある。それらは(ウクライナの)パートナー国を含む諸外国の企業が生産している」と述べた上で、ウクライナの全パートナー国はロシアに部品を供給している企業のリストを持っているとし、「永遠に更新されるミサイル防衛のために絶えず支出を続けるよりは、テロ部品供給路を断つ方が絶対的に安価だ」と述べて、ロシア製ミサイル部品の流れを阻止するために制裁を強化するよう求めました。

 ザポリージャ州のロシア側幹部ロゴフ氏は6/13(火)、反転攻勢を開始したウクライナによるミサイル攻撃で、ロシア第35軍参謀長のゴリャチョフ少将が死亡したと明らかにしました。ウクライナ軍が一部を奪還しているザポリージャ州の前線で6/12(月)に死亡したといいます。

 イギリスメディアは6/13(火)、「ウクライナはまだ戦力の大半を投入していない。現在の動きはロシアの砲撃拠点を明らかにし、防衛線の弱点を探るための偵察攻撃だ」と報じています。

 ウクライナのマリャル国防次官は6/13(火)、反転攻勢を続けるウクライナ軍がザポリージャ州の港湾都市ベルジャンシク方面に「1日で500m~1km前進した」と明らかにしました。約3平方kmの領土を取り戻したとしています。ロシア軍の動きについても触れ、空爆や砲撃など「あらゆる抵抗をしている」と指摘しました。

 ウクライナ軍のザルジニー総司令官は6/13(火)、アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と電話会談。ロシア軍への大規模な反転攻勢の戦況を説明したと発表しました。ザルジニー総司令官は東部と南部の戦線でロシア軍と激戦となっていることを明らかにし、「我々は着実に前進し、計画を実行している」と成果を強調しました。ウクライナ軍は反攻開始から約1週間で東・南部の7集落約90平方kmを奪還したとしています。ザルジニー総司令官は今後の大規模反攻に向け、ウクライナ軍の防空、砲兵、対砲兵能力の強化が不可欠との認識を示しました。

 アメリカ国防総省は6/13(火)、新たに3億2500万ドルのウクライナ向け軍事支援策を発表。防空システム向けの弾薬や軍事車両などが含まれます。今回の支援は緊急事態に対応するために議会の承認なしに大統領が備蓄されている防衛用品などを迅速に移転できる権限(PDA)を利用したもので、高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」用弾薬、高機動ロケット砲システム「HIMARS」用弾薬、155mm榴弾砲、地対空ミサイルシステム「スティンガー」、対戦車兵器のほか、歩兵戦闘車「ブラッドレー」15台、装甲車「ストライカー」10台、通信機器、小火器用弾薬2200万発以上が含まれるといいます。

 NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長はウクライナ軍の反転攻勢について「まだ初期段階だが、ウクライナがより多くの領土を奪還すれば、(ロシアとの)交渉でより強い立場になる」と述べました。

 アメリカメディアは6/13(火)、アメリカがウクライナに提供するアメリカ軍主力戦車「M1エイブラムス」の装備として、劣化ウラン弾を供与する見通しだと報じました。アメリカ国防総省は「M1エイブラムス」の砲弾としてアメリカ軍が使用する劣化ウラン弾について、装甲を貫通する能力が高いとして有効と判断しています。アメリカ政府内の一部には放射性物質の健康被害のリスクを伴うとして批判を受けることに懸念も残っているといいます。天然ウランを濃縮した後の放射性廃棄物を使用した劣化ウラン弾を、国連軍縮研究所は核兵器として分類していません。イギリスはすでに供与を表明しています。

 プーチン大統領は6/13(火)、黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)からの離脱を検討していると明らかにしました。西側諸国はロシアの農産物を世界市場に供給するという約束を何一つ履行していないとし、「だまされた」と非難。黒海イニシアティブはロシアによるウクライナ侵略で悪化した世界的な食料危機に対処する措置で、国連とトルコが仲介して昨年7月に成立。ウクライナ産穀物の海上輸送再開を可能にするものですが、ロシアの農産物や肥料の輸出を支援する期間3年の協定も同時に締結されています。しかし、プーチン大統領は西側諸国が不誠実で約束が守られていないと指摘。「残念ながら、まただまされた」と述べ、合意離脱を検討していることを明らかにしました。ロシアの食料・肥料輸出は制裁の対象になっていないものの、ロシア政府や主要な穀物・肥料輸出企業は支払いや物流、保険に関する西側の制限措置が出荷の障害になっているとしています。国連のドゥジャリク報道官は同日、ロシアの輸出円滑化に向けた国連の取り組みに幾分の進展があったとした上で、複数の障害が残っていると述べました。プーチン大統領は世界の最貧国に無償で穀物を供給する用意があるとし、近々ロシアを訪問するアフリカの指導者らと協議する方針を示しました。穀物合意の現状について「アフリカ諸国にはほとんど何も供給されていない。ロシアは何度も延長に合意しているが、その見返りは何もない」と不満をあらわにしました。穀物輸出合意はロシアが延長に同意しなければ、7/17(月)で期限切れとなります。

 また、プーチン大統領はウクライナとの戦争について、「(ウクライナの)大規模反攻は続いているが、どの戦線でも目的を達成できていない」と指摘。ウクライナ側は「戦車160両、装甲車360両以上を失ったが、ロシアが失った戦車は54両だ」と述べ、ロシアの損害は相手の10分の1だとしました。軍事作戦の目的は変わっていないとし、戦争を続ける意思も改めて示しました。ロシア軍については「特別軍事作戦の過程で多くの物資が不足していることが明らかになった」「高精度弾薬や通信機器、無人機などだ。わが軍はいずれも保有しているが、残念ながら数が十分ではない」と述べています。民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が、対立する国防省への従属を嫌っている問題については、「国防省との(志願兵)契約なしには社会保障の法的根拠がない。速やかに契約する必要がある」と述べ、プリゴジン氏に対応を促しました。

 ロシアメディアはロシア核関連企業ロスエネルゴアトム幹部の話として、ドニエプル川のカホフカダムの決壊を踏まえ、ザポリージャ原子力発電所の「完全な原子力安全性を保証する」と述べたと報じました。

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【話題】
[ 経済 ] 東京株式市場 連日の年初来高値更新 後場一時33,600円を突破──終値33,502円42銭


【メディア】
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 BSN──水曜見ナイト
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 BSフジ──プライムニュース


【ヘルス】
[ BMI ]19.9[ 体脂肪率 ]11.2%[ 内臓脂肪 ]4.5
 消費カロリー : 188kcal

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