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ゼレンスキー大統領 「F16」戦闘機供与は早ければ早いほど望ましい

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は5/24(水)のデビオ演説でウクライナに「F16」戦闘機を供与することはロシアが敗北するというシグナルになるとし、決定は早ければ早いほど望ましいと述べました。「ウクライナ初の「F16」戦闘機は、ロシアは敗北するという世界からの最も強いシグナルの1つになる。ロシアは一段と弱体化し、一段と孤立する」と語り、その上で「重要なのは(パイロットの)訓練と(戦闘機の)供与のスピードだ」と述べました。また、ロシアに自国製の無人機を提供するイランに対し、「ロシアのテロの共犯者になることに何の利益があるのか」と疑問を呈し「イラン製「シャヘド」は毎晩、ウクライナをテロの恐怖に陥れている。これはイラン人が歴史の暗部に深く引きずり込まれるという結果にしかつながらない」と強調しました。

 ウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記は5/24(水)、ロシアメディアがウクライナ軍のザルジニー総司令官が負傷し、任務継続が困難と報じたことに対し、ザルジニー総司令官がゼレンスキー大統領が招集した会合に出席したと指摘し、重傷説を否定。ザルジニー総司令官は自身のSNSで、5/23(火)にアメリカのヨーロッパ軍司令官と電話で会談したと明らかにしていました。ウクライナ側は「ロシアが士気をくじこうと偽の情報を流布している」とみています。

 イギリスメディアは5/23(火)、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州で、プーチン政権に反対するロシア人武装組織「ロシア義勇軍団」がウクライナ側から進入し、ロシア軍と戦闘になったことに関し、アメリカがウクライナに供与した対地雷装甲車2台や軍用車両が使われたと報じました。ウクライナ国防省情報総局の当局者はプーチン政権に反対するロシア義勇軍団と「自由ロシア軍団」と協力関係にあることを認めましたが、進入への直接的な関与は否定しました。アメリカ国防総省のライダー報道官は「我々は準軍事組織への装備の移譲は認めていない」と述べ、アメリカ軍は無関係との立場を強調しています。NSC(アメリカ国家安全保障会議)ののカービー戦略広報調整官も5/24(水)、ウクライナ領からロシア領内に侵入した武装集団がアメリカ製の装甲車に乗っていたとされる点について「調査中だ」と明らかし、「ロシア領内への攻撃にアメリカ製の装備が使われることを支持しない」と強調しました。

 ウクライナ側に付いて戦う2つのロシア人義勇軍組織「ロシア義勇軍団」および同盟関係にある「自由ロシア軍団」は5/24(水)、ウクライナのスーミ州で世界のメディアに向けて会見を行い、ウクライナ北部から国境を接するロシアのベルゴロド州に侵入する越境作戦を実施し、「ロシア義勇軍団」創設者カプースチンは「国境を越え、帰還できた作戦は、間違いなく成功と呼んでいい」と発表しました。両勢力のメンバー2人が死亡、10人が負傷したと認めたものの、「70人以上を掃討した」とするロシア側の主張は否定しました。さらに、ロシア領内での各作戦は陽動であり、ロシアが前線や国境に配備している兵力の4分の1を引き付けることができると主張しました。

 ロシアのベルゴロド州にロシア人義勇軍組織「ロシア義勇軍団」と「自由ロシア軍団」が侵入して攻撃したことについて、イギリス国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアナリスト、メルビン氏は「ウクライナ側はロシアを別方向におびき寄せてすき間を作ろうとしている。ロシア側は増援部隊を送らざるを得なくなっている」と指摘。今回侵入した場所はドンバスの戦闘中心地から遠く離れており、ハルキウの前線から約160kmに位置します。「(ロシア軍は)これに対応して部隊をその場所に送るとともに、国境地帯全域に多くの部隊を張り巡らせる必要が生じる。ウクライナ側がそこから侵入しないかもしれないにもかかわらずだ」とメルビン氏は語ります。今回侵入した場所は、ドンバスの戦闘中心地から遠く離れており、ハルキウの前線から約160kmに位置します。「(ロシア軍は)これに対応して部隊をその場所に送るとともに、国境地帯全域に多くの部隊を張り巡らせる必要が生じる。ウクライナ側がそこから侵入しないかもしれないにもかかわらずだ」とメルビン氏は述べました。

 NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長は5/24(水)、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べました。「戦争中の加盟は議題にならないことは誰もが理解した」と指摘。「問題は戦争終了時にどうなるかだ」としました。また、ウクライナのNATO加盟を巡る取り組みにおいて、加盟国間に相違があるとした上で「もちろん、NATOで意思決定を行う唯一の方法はコンセンサスを得ることだ。現在、協議が行われている」と言及しました。これに対し、ラトビアのカリンシュ首相はストルテンベルグ事務総長との会合後、戦争終了後にウクライナのNATO加盟が認められなければ、ロシアが再度紛争を起こす恐れがあるとし、「永続的な平和を実現させるには、NATOに加盟し、独立し、自由で解放されたウクライナが必要だ」と述べました。

 ロシア国防省は5/24(水)、ロシアの中型偵察艦「イワン・フルス」が黒海のボスポラス海峡に近い海域でウクライナの無人高速艇3隻の攻撃を受けたが、攻撃は失敗したと発表しました。「イワン・フルス」はロシア産天然ガスをトルコに運ぶパイプライン「トルコ・ストリーム」と「ブルー・ストリーム」の警備に当たっていたとしました。ウクライナ軍は攻撃を認めていませんが、ウクライナの内務相顧問は偵察艦が損傷したという情報があると紹介し、「黒海艦隊が黒海で安全だと感じることは、もはやないだろう」とSNSに投稿。

 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は5/23(火)、ウクライナ紛争に投入するために採用した受刑者5万人のうち約1万人が戦死したと述べました。プリゴジン氏は昨年、ロシア各地の刑務所を巡回し、報酬や恩赦と引き換えに受刑者をワグネルに勧誘。受刑者はウクライナで捨て駒にされたとみられ、ワグネルの戦死者の大半を占めています。プリゴジン氏は「5万人の受刑者を投入したが、約20%は死亡した」と述べました。戦死者の割合は契約戦闘員も同様だと述べましたが、正確な数字は示しませんでした。また、プリゴジン氏は5/25(木)、バフムトからの部隊撤退を開始したとし、「拠点、弾薬、食料を含む全てを(ロシア)軍に引き渡す」と説明しました。

 アメリカメディアは5/24(水)、今月初旬にモスクワのクレムリン(大統領府)に無人機(ドローン)攻撃があったとロシアが主張していることに関し、この攻撃がウクライナ当局によって計画された可能性が高いとアメリカ政府関係者がみていると報じました。アメリカ政府はウクライナが国境を越えてロシアを攻撃することに懸念を抱いており、同紙は「バイデン米政権を不安にさせるものだ」と指摘しました。ロシア大統領府によると、ドローン攻撃は5/3(水)未明に発生。2機のドローンが敷地内に侵入しましたが、負傷者はいませんでした。ロシアはプーチン大統領を狙ったものだとして非難しましたが、ゼレンスキー大統領は関与を否定していました。報道によると、アメリカ情報当局は実際に誰が攻撃を行ったかを把握していません。しかし、ウクライナの軍特殊部隊か情報機関のいずれかによるものだった可能性が高いと分析。ゼレンスキー大統領や政権幹部がこの攻撃を把握していたかは分かっていません。アメリカは当初、ドローン攻撃がウクライナ侵攻を激化させるためのロシアの自作自演だった可能性があるとみていました。しかし、ロシア当局者の通信を傍受した結果、ドローンの侵入に驚いており、ロシア自身によるものではないと見方を修正したとしています。

 ウクライナ宗教界の最大勢力である独立系正教会は修正ユリウス暦を9月から採用する方針を決定。従来はロシア正教会と同様、旧来のユリウス歴に従ってクリスマスを1月7日に祝ってきましたが、原則として西側諸国の大部分と同じ12月25日に変更されることになりました。ただし、旧来の暦の保持を望む教区には、その選択権も認めます。独立系のウクライナ正教会はロシアによる侵略の結果、ユリウス歴はロシアの教会文化と結びついているとして疑問視する声が一層高まったと指摘。ウクライナ独自の精神性を保ちたいとの願望が暦の変更の背景にあるとしました。

▼読みもの

【メディア】
[ テレビ ] 2023/05/25 08:00 (生)
 ux──羽鳥慎一モーニングショー
[ テレビ ] 2023/05/25 20:00 (おっかけ)
 BSフジ──プライムニュース
[ テレビ ] 2023/05/25 22:00 (生)
 NHK BSプレミアム──コズミック フロント 選 「ナゾの巨大爆発 スーパーフレア」


【ヘルス】
[ BMI ]20.0[ 体脂肪率 ]11.4%[ 内臓脂肪 ]4.5
 歩数 : 2,718歩 距離 : 1.95km 消費カロリー : 291kcal

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