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ロシア国防省 ウクライナ南東部4州を南部軍管区管轄下に組込

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ウクライナ第2の都市ハルキウ市でロシアのミサイル攻撃で大学施設が破壊され、5人が負傷しました。ウクライナ軍の参謀本部によると、ロシアはミサイル計4発を発射。うち2発はハルキウに、残りはドネツク州の都市に着弾。またロケット砲40発でヘルソン州などを攻撃したとしています。イギリス国防省の戦況分析によると、バフムトを包囲するためロシア軍はわずかながら前進。一部の幹線道路は直接の砲撃にさらされる可能性があるといいます。

 ウクライナ軍参謀本部は同国軍の戦車兵が2/6(月)から同国に供与されるドイツ製の主力戦車「レオパルト2」の習熟訓練を開始すると明らかにしました。一方、同戦車4両の供与を決定しているカナダのアナンド国防相は同日までに、同戦車のウクライナへの輸送が始まったとSNSで発表。ウクライナのクレバ外相によると、第1陣として西側諸国から供与される主力戦車の規模は計120~140両になる見通し。イギリスが14両の供与を決めた同国の主力戦車「チャレンジャー2」の操縦訓練は既にイギリスで始まっています。イギリスは3月末までにウクライナに同戦車を引き渡す意向を示しています。ゼレンスキー大統領はビデオ声明で西側諸国製戦車が実戦投入される前にロシア軍が大規模攻勢を仕掛けるとの観測が強まっていることに言及。「どれほど困難でもわが国は耐え抜かねばならない」と表明。ウクライナは現在、前線で防衛戦を展開してロシア軍を損耗させた後に西側諸国製戦車などを実戦投入し、本格的な反攻に乗り出す構想を描いています。

 ウクライナメディアはレズニコフ国防相が退任し、後任に国防省の情報機関情報総局のブダノフ局長が就任する見通しになったと報じました。国防省の汚職問題を受け、ゼレンスキー大統領が近く内閣改造を行うといいます。レズニコフ国防相は2021年11月に就任。ロシアの侵略開始前から軍事戦略の指揮を担ってきましたが、戦略産業相に横滑りする見通し。侵略1年を控え、ロシアの大規模攻撃も予想される中での交代は、戦況に影響を与える可能性があります。ゼレンスキー政権は今年1月以降、汚職疑惑が相次いで発覚し、政府幹部の更迭など対策を強化する姿勢を打ち出しています。国防省では前線の兵士らの食料調達が小売価格の2~3倍で行われていた汚職疑惑が浮上し、国防次官が更迭されました。レズニコフ国防相は2/5(日)の記者会見で自身の処遇について、大統領の決定に従う意向を示していました。後任に就く見通しのブダノフ氏はスピード出世で軍司令官となり、2020年8月に情報総局長に就任。侵略開始前にロシアの情報を正確に把握していたとして一目置かれていました。

 ロシアメディアはロシア国防省がロシアが一方的に併合したウクライナ南東部4州をロシア軍の南部軍管区の管轄下に組み込んだと報じました。プーチン政権が併合の既成事実化を進める狙いとみられます。報道によると、ロシア国防省のホームページでロシア南部ロストフ州に司令部がある南部軍管区の地図にドネツク、ルハンシク、ヘルソン、ザポリージャの4州が加えられたといいます。南部軍管区の広報担当者は「管轄地域の拡大はロシアによる4州の併合宣言などによるものだ」とコメント。これまではロシアが2014年に併合したクリミアだけを南部軍管区に含めていました。

 アメリカメディアはイラン製無人機(ドローン)の新たな工場をロシア国内のタタルスタン共和国エラブガに建設する計画を両国政府が進めていると報じました。生産までには数年かかるとみられ、ロシアがウクライナで使うことを想定しているといいます。工場が稼働すれば、ロシアが主に使用しているイラン製「シャヘド136」よりも速度が出て航続距離も長い、ウクライナの防空網を通り抜ける速度で飛べる新型エンジンを搭載した無人機を少なくとも6000機生産できるようになるといいます。「シャヘド136」はプロペラ型エンジンを搭載しており、飛行速度が比較的遅く、騒音も大きいため、撃墜しやすいと指摘されていました。ウクライナ軍は540機を撃墜したと明らかにしています。

 ドイツ連邦検察のフランク検事総長はウクライナにおけるロシア軍の戦争犯罪の証拠数百点を収集したことを明らかにした上で、ロシア指導者を裁くため、国際的な取り組みを呼び掛けました。フランク検事総長は「現時点ではウクライナの首都キーウ近郊のブチャでの大量殺害および民間インフラ攻撃に焦点を合わせている」と述べました。また、証拠の大半はウクライナ避難民からの聞き取り調査に基づくものと説明。今後は「ドイツ国内もしくは他国との共同方式での裁判、あるいは国際裁判に備える」と述べました。ただしドイツ国内で戦争犯罪者を訴追するには、容疑者が国内にいることが前提となると認めました。ベーアボック外相も先月、ロシアのウクライナ侵略をめぐり特別法廷の設置を呼び掛けました。ICC(国際刑事裁判所)は昨年、ロシアの戦争犯罪について独自の調査に着手しましたが、ロシア、ウクライナ両国はICCに加盟していないため、原則的にはロシアの容疑者を訴追できません。ブチャでは昨年3月、ロシア軍の撤退後に数百人の遺体が見つかり、これを受けて国際社会では非難と戦争犯罪追及の声が高まりましたが、ロシアは繰り返し犯罪行為を否定しています。

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[ BMI ]20.2[ 体脂肪率 ]6.3%[ 内臓脂肪 ]1.0
 歩数 : 5,086歩 距離 : 3.59km 消費カロリー : 241kcal

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