ゼレンスキー大統領 ザルジニー総司令官解任を検討していることを認める
プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は2/4(日)、ロシア軍と対峙するザポリージャ州ロボティネの前線を視察し、兵士らを激励しました。後方のドニプロペトロウシク州も訪れ、ロシア軍のミサイルやドローン（無人機）による攻撃を阻止する防空態勢について部隊から報告を受けました。ロボティネは昨年６月からの反転攻勢で奪還した数少ない集落の一つ。ウクライナ軍は今年、「戦略的防衛」で戦力回復を図り、来年再び攻勢の機会を探るという見方が伝えられる中、領土回復に向けて檄（げき）を飛ばした形です。ウクライナ軍が攻略を目指すのは、ロシア側が臨時州都として占領するザポリージャ州メリトポリ。ゼレンスキー大統領は同日、メリトポリ市長だったフェドロフ氏を同州知事に任命しました。
ゼレンスキー大統領は2/4(日)、イタリアメディアとのインタビューで、ザルジニー総司令官の解任を検討していることを認めました。ザルジニー総司令官について「単に一人の話ではなく、国を指導する方向性に関わることだ」と述べ、軍だけでなく、複数の高官の交代を考えていると明らかにしました。アメリカのサリバン大統領補佐官（国家安全保障問題担当）は2/4(日)のアメリカメディアに対し、「人事はウクライナ政府の問題」だとして介入しない方針を示しました。ロシアによる侵略のさなかに国民の信頼が厚いザルジニー総司令官を解任すれば、国内の結束が揺らぐ懸念が浮上しています。アメリカ政府はウクライナへの軍事支援をけん引してきましたが、この問題からは距離を置く姿勢を明確にしました。サリバン大統領補佐官は政府高官の人事については「明らかにウクライナの主権であり、ゼレンスキー氏の権利だ」と指摘。「特定の決断には巻き込まれない」との米政府の方針をウクライナ政府に直接伝えてきたと説明。
昨年９月以降、ロシア軍の重要なポストを占めるロシア黒海艦隊ソコロフ司令官について、ウクライナ軍は９月下旬、クリミア半島にある同艦隊本部へのミサイル攻撃を行い、ソコロフ司令官を含む34人が死亡したと発表。ソコロフ司令官はウクライナ軍にとって重要なターゲットとされており、死亡説も取り沙汰されています。また、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長も今年初めにクリミア半島にあるロシア軍指揮所へのウクライナ軍の攻撃によって死亡したという説が出ています。この時の攻撃はセバストポリ近くとエフパトリア近郊の軍部隊に向けて行われたといいます。「過去133日間姿を見せていないソコロフ司令官は、55日間姿を見せていないゲラシモフ将軍とどこかでたぶん『協議中』なのだろう」と、軍事専門家のマーシーハースト大学准教授ホフマン。ロシア当局は９月の攻撃ではセバストポリの建物1棟が被害を受け、将校が１人行方不明になっただけだとしていますが、ソコロフ司令官が死んだとする噂にブレーキをかけることができずにいます。また、ロシア国防省は問題の攻撃の後、ソコロフ司令官が写っているとされる会議の画像をSNSに投稿。その直前には、ロシアのペスコフ大統領報道官が記者団に対し「黒海艦隊のソコロフ司令官が死亡したとされる件についての」情報はないと答えています。ウクライナの情報機関を率いるブダノフ少将は９月の攻撃ではロシア軍幹部数人が負傷したものの、ソコロフの死は確認できていないと述べています。ちなみに黒海艦隊では、昨年４月に旗艦「モスクワ」がウクライナ軍の攻撃で沈没。ソコロフは７月に司令官に任命されたばかりでした。一方、ゲラシモ参謀総長死亡説の出所はSNSで流れた真偽不明の噂。ゲラシモフ参謀総長が最後に公の場に姿を現したのは12/29(金)。ブラシモフ総参謀長はドネツク州マリンカの攻略でめざましい働きのあった軍人を表彰する国のイベントに出席。以来、消息が伝えられていないことやロシア国防省が沈黙を続けていることが噂に拍車をかけました。ウィスコンシン大学マディソン校のトロイツキー実務教授はロシア当局が沈黙を守っているのは、ウクライナ侵略中でもあり、軍高官の居場所や生死について情報公開する動機付けがないからで、別に驚くようなことではないと述べました。「つまり、政治指導者たちは司令官たちに公の場や記録の残る場で発言させたくないのかも知れない。例え司令官たちが生きていて元気だったとしてもだ」とトロイツキー実務教授。また、トロイツキー実務教授は「もしロシア政府が一部西側諸国の戦争疲れにさらに拍車をかけようとしているなら、軍幹部を表に出さず文民統制がきちんとできていることを強調するほうが得なのかもしれない」としました。アメリカのスイート元大佐と元エコノミストのトスは「ゲラシモフ将軍はどこにいて、なぜそれが問題なのか」という意見記事をキーウ・ポストに投稿。ゲラシモフ死亡説は疑わしいが、「公の場に姿を現していないことやロシア政府が彼の状況についてだんまりを決め込んでいるのは」興味深いと書いています。いわく、「ゲラシモフがクリミア半島で死んだという噂にロシア政府が反応しないのは奇妙」だ。なぜなら、ロシア政府はソコロフ司令官の死については否定していたからだとしています。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は2/5(月)、自国軍が占領しているルハンシク州リシチャンシクの製パン所をウクライナ軍が攻撃したとして、「極悪非道のテロ」だと非難しました。ペスコフ報道官は「平和的なインフラに攻撃を続け、今回は製パン所を狙うとは、極悪非道のテロ行為だ。犠牲者の数がこのテロ行為のおぞましさを物語っている」と述べました。現地のロシア当局によると、ウクライナ軍が攻撃した建物には地元住民に人気のパン店があり、男性18人、女性９人、子ども１人が死亡したとしています。また、ロシア側はほぼ完全に破壊された建物の画像を公開。ウクライナ軍が使用したのは西側諸国から供与された兵器だと主張しました。
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【メディア】
［ ネット ］ 2024/02/05 18:30 （生）
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［ テレビ ］ 2024/02/05 19:00 （録画・録音）
日テレプラス──名探偵コナン セレクション
［ テレビ ］ 2024/02/05 19:30 （録画・録音）
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［ テレビ ］ 2024/02/04 14:30 （録画・録音）
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ゼレンスキー大統領は2/4(日)、イタリアメディアとのインタビューで、ザルジニー総司令官の解任を検討していることを認めました。ザルジニー総司令官について「単に一人の話ではなく、国を指導する方向性に関わることだ」と述べ、軍だけでなく、複数の高官の交代を考えていると明らかにしました。アメリカのサリバン大統領補佐官（国家安全保障問題担当）は2/4(日)のアメリカメディアに対し、「人事はウクライナ政府の問題」だとして介入しない方針を示しました。ロシアによる侵略のさなかに国民の信頼が厚いザルジニー総司令官を解任すれば、国内の結束が揺らぐ懸念が浮上しています。アメリカ政府はウクライナへの軍事支援をけん引してきましたが、この問題からは距離を置く姿勢を明確にしました。サリバン大統領補佐官は政府高官の人事については「明らかにウクライナの主権であり、ゼレンスキー氏の権利だ」と指摘。「特定の決断には巻き込まれない」との米政府の方針をウクライナ政府に直接伝えてきたと説明。
昨年９月以降、ロシア軍の重要なポストを占めるロシア黒海艦隊ソコロフ司令官について、ウクライナ軍は９月下旬、クリミア半島にある同艦隊本部へのミサイル攻撃を行い、ソコロフ司令官を含む34人が死亡したと発表。ソコロフ司令官はウクライナ軍にとって重要なターゲットとされており、死亡説も取り沙汰されています。また、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長も今年初めにクリミア半島にあるロシア軍指揮所へのウクライナ軍の攻撃によって死亡したという説が出ています。この時の攻撃はセバストポリ近くとエフパトリア近郊の軍部隊に向けて行われたといいます。「過去133日間姿を見せていないソコロフ司令官は、55日間姿を見せていないゲラシモフ将軍とどこかでたぶん『協議中』なのだろう」と、軍事専門家のマーシーハースト大学准教授ホフマン。ロシア当局は９月の攻撃ではセバストポリの建物1棟が被害を受け、将校が１人行方不明になっただけだとしていますが、ソコロフ司令官が死んだとする噂にブレーキをかけることができずにいます。また、ロシア国防省は問題の攻撃の後、ソコロフ司令官が写っているとされる会議の画像をSNSに投稿。その直前には、ロシアのペスコフ大統領報道官が記者団に対し「黒海艦隊のソコロフ司令官が死亡したとされる件についての」情報はないと答えています。ウクライナの情報機関を率いるブダノフ少将は９月の攻撃ではロシア軍幹部数人が負傷したものの、ソコロフの死は確認できていないと述べています。ちなみに黒海艦隊では、昨年４月に旗艦「モスクワ」がウクライナ軍の攻撃で沈没。ソコロフは７月に司令官に任命されたばかりでした。一方、ゲラシモ参謀総長死亡説の出所はSNSで流れた真偽不明の噂。ゲラシモフ参謀総長が最後に公の場に姿を現したのは12/29(金)。ブラシモフ総参謀長はドネツク州マリンカの攻略でめざましい働きのあった軍人を表彰する国のイベントに出席。以来、消息が伝えられていないことやロシア国防省が沈黙を続けていることが噂に拍車をかけました。ウィスコンシン大学マディソン校のトロイツキー実務教授はロシア当局が沈黙を守っているのは、ウクライナ侵略中でもあり、軍高官の居場所や生死について情報公開する動機付けがないからで、別に驚くようなことではないと述べました。「つまり、政治指導者たちは司令官たちに公の場や記録の残る場で発言させたくないのかも知れない。例え司令官たちが生きていて元気だったとしてもだ」とトロイツキー実務教授。また、トロイツキー実務教授は「もしロシア政府が一部西側諸国の戦争疲れにさらに拍車をかけようとしているなら、軍幹部を表に出さず文民統制がきちんとできていることを強調するほうが得なのかもしれない」としました。アメリカのスイート元大佐と元エコノミストのトスは「ゲラシモフ将軍はどこにいて、なぜそれが問題なのか」という意見記事をキーウ・ポストに投稿。ゲラシモフ死亡説は疑わしいが、「公の場に姿を現していないことやロシア政府が彼の状況についてだんまりを決め込んでいるのは」興味深いと書いています。いわく、「ゲラシモフがクリミア半島で死んだという噂にロシア政府が反応しないのは奇妙」だ。なぜなら、ロシア政府はソコロフ司令官の死については否定していたからだとしています。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は2/5(月)、自国軍が占領しているルハンシク州リシチャンシクの製パン所をウクライナ軍が攻撃したとして、「極悪非道のテロ」だと非難しました。ペスコフ報道官は「平和的なインフラに攻撃を続け、今回は製パン所を狙うとは、極悪非道のテロ行為だ。犠牲者の数がこのテロ行為のおぞましさを物語っている」と述べました。現地のロシア当局によると、ウクライナ軍が攻撃した建物には地元住民に人気のパン店があり、男性18人、女性９人、子ども１人が死亡したとしています。また、ロシア側はほぼ完全に破壊された建物の画像を公開。ウクライナ軍が使用したのは西側諸国から供与された兵器だと主張しました。
▼読みもの
- カクヨム…「N'sルール」新潟発アイドルグループのストーリー
第１章 第7回 ヴィーナスアワード
第２章 第7回 ヴィーナスアワード前
第３章 それぞれの春
【メディア】
［ ネット ］ 2024/02/05 18:30 （生）
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［ テレビ ］ 2024/02/05 19:00 （録画・録音）
日テレプラス──名探偵コナン セレクション
［ テレビ ］ 2024/02/05 19:30 （録画・録音）
日テレプラス──名探偵コナン セレクション
［ テレビ ］ 2024/02/04 14:30 （録画・録音）
NHK BS1──カーリング日本選手権2024 女子・決勝「ＳＣ軽井沢クラブ」対「北海道銀行」
［ ネット ］ 2024/02/04 18:00 （アーカイブ）
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