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ゼレンスキー大統領 和平サミットで公正な平和の実現へ結束呼びかけ

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ゼレンスキー大統領は6/15(土)、自らの和平案を協議するスイス・ビュルゲンシュトックでの世界平和サミットで演説し、「ロシアによる戦争に終止符を打つための第一歩」と位置付けて、公正な平和を訴えました。参加した計100の国や国際機関が、ロシアが占拠する原発の安全や食料安全保障、強制連行された市民の帰還の3項目で合意可能だとの見方を示しました。サミットは6/16(日)に閉幕。ウクライナ大統領府高官によると、合意内容を盛り込んだ共同声明の発表に向けて詰めの調整が続いたとしています。平和の公式はロシア軍の即時全面撤収を含む10項目。ゼレンスキー大統領は「核の安全」や「食料安全保障」など3項目に関する行動計画を策定する方針も表明しました。

 アメリカのハリス副大統領は6/15(土)、スイス・ビュルゲンシュトックでウクライナ提唱の和平案を協議する世界平和サミットに出席。「ウクライナへの支援を続け、ロシアに代償を支払わせ続ける」と演説し、アメリカによる長期支援の決意を表明。追加人道支援で15億ドル(約2360億円)以上を拠出することも発表しました。演説では「アメリカはウクライナと戦争終結に向けた構想を共有する」と述べ、ゼレンスキー大統領が提唱する和平案、平和の公式を支持しました。ハリス副大統領はまた、プーチン大統領が6/14(金)に和平交渉の条件として、一方的に併合したウクライナの4つの州からのウクライナ軍の撤退などを挙げた和平交渉の条件について、「プーチンが提案をしてきたが、真実を見抜かなければならない。彼が求めているのは交渉ではなく降伏」と批判しました。

 岸田文雄首相は6/15(土)、スイスで開かれたウクライナ和平案に関する世界平和サミットで演説。ウクライナでの「公正かつ永続的な平和」実現へ指導力を発揮するよう参加国に呼びかけました。平和実現に関し「国際社会全体を分断、対立ではなく協調の世界に導いていくために象徴的に重要だ」と指摘。国際法の諸原則に基づく平和でなければならず「力や威圧による一方的な現状変更の試みを正当化するようなものではあってはならない」と訴えました。

 ロシアによるウクライナ侵略開始直後の2022年3月から4月にかけての停戦協議で、両国が合意を目指した条約の草案全文を入手したとアメリカメディアが報じました。協議内容は交渉参加者が明らかにしていましたが、草案全文が明らかになったのは初めて。交渉に関与した複数当事者が本物と認めたとしています。両国が直接交渉を再開した場合、当時の草案で提起された問題は引き続き焦点になると指摘しています。2022/4/15(金)時点の草案前文でイギリス、中国、ロシア、アメリカ、フランスの5カ国がウクライナの安全を保障するとし、第1条にウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟断念を意味する「ウクライナの恒久的な中立化」を盛り込んでいます。最大の問題は第5条にロシア側が挿入した「ウクライナが攻撃された場合には全ての安全保障国が対応を承認しなければならない」との内容の条項だったといいます。プーチン大統領は6/14(金)に独自和平案として併合4州からのウクライナ軍の撤収を主張しています。

 ザポリージャ州のフェドロフ知事は6/16(日)、ロシア軍が同州の複数の集落に、過去24時間で計400回以上の攻撃をしたと明らかにしました。このうち半数ほどがドローン(無人機)による攻撃で、残りの大半が砲撃でした。民家が損壊したが、負傷者は報告されていないとしています。

▼読みもの

【メディア】
[ ネット ] 2024/06/16 06:30 (生)
 SHOWROOM──NGT48 新沢葵唯
[ ネット ] 2024/06/16 07:00 (生)
 SHOWROOM──NGT48 松坂紗帆
[ テレビ ] 2024/06/16 19:00 (おっかけ)
 BS朝日──BS朝日 日曜スクープ
[ テレビ ] 2024/06/16 22:50 (生)
 NHK BS1──Jリーグタイム


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