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ゼレンスキー大統領 広島でのG7首脳会議にオンラインで参加へ

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。ウクライナを訪問した岸田文雄首相は3/21(火)、ロシア軍に約1か月間占領され、400人以上の民間人が虐殺されたキーウ近郊のブチャを視察。ブチャのフェドルク市長に案内され、73人の遺体が見つかったアンドリー・パラボズワンニ教会を訪れました。教会裏の集団埋葬地に献花し、約30秒間黙とうした後、「残虐な行為に憤りを感じる。日本はウクライナの平和を取り戻すため、最大限の支援を行っていきたい」と述べました。岸田首相は市長の説明を受けながら、展示された現場写真に見入り、悲惨な光景に顔をしかめていました。

 岸田文雄首相はゼレンスキー大統領と会談し、ロシアによる侵略が続くウクライナへの揺るぎない支持を表明。ゼレンスキー大統領はロシアによる侵略を巡り、和平案と称されている「中国の立場」に関し、中国がウクライナ独自の和平案を考慮せず作ったものだと苦言。首都キーウでの岸田首相との共同記者会見で語りました。また、岸田首相から日本で5月に広島で開催されるG7(先進7カ国)首脳会議への招待を受け、オンラインで参加すると明らかにしました。岸田首相は広島サミットでは法の支配に基づく国際秩序を守り抜く決意を示したいという考えを示しました。

 ゼレンスキー大統領は岸田首相を「国際秩序の強力な擁護者であり、ウクライナの長年の友人」と呼び、訪問を歓迎。訪問が実現したのは「国連憲章の目標と原則、そして国際安全保障全般を守るため、グローバルなリーダーシップを活性化することが重要な時期」だったと指摘。岸田首相の判断を高く評価しました。

 ウクライナ当局は3/22(水)、キーウ州の民間インフラが夜間にロシアの無人機(ドローン)による攻撃を受け、3人が死亡したと発表。国家非常事態庁はルジシチフ市の寮2カ所と教育施設1カ所が攻撃で一部破壊されたと発表。生存者の捜索を続けているといいます。ゼレンスキー大統領は20機以上のイラン製ドローン、ミサイル、多数の砲撃による攻撃が行われたし、「ウクライナに対するロシアのテロだ」と非難しました。ウクライナ軍はロシアがウクライナに向けて夜間に飛ばした21機のドローンのうち16機を撃墜したと発表。

 NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長は3/21(火)、ロシアによるウクライナ侵略を巡り中国が先月発表した和平案について、「真剣に平和を考えたいなら、ウクライナの立場を理解し、ゼレンスキー大統領と直接関わる必要がある」との認識を表明しました。中国は侵略開始1年となる2/24(金)、直接対話の早期再開など12項目を盛り込んだ文書を発表しました。ストルテンベルグ事務総長は中国が示した核兵器使用への反対などを肯定的な要素だと評価。一方、ウクライナの主権を尊重しなければ、停戦が実現しても「ロシアの再攻撃を保証する手段でしかない」と指摘し、ロシアに態勢立て直しの時間を与えることになりかねないと懸念を示しました。また、中国はロシアに殺傷力のある兵器を提供するべきでないと改めて表明しました。「中国がロシアに殺傷力のある兵器を提供していることを示す証拠はないが、ロシアが提供を要請し、中国がこれを検討している兆候が出ている」とし、「中国はロシアに殺傷力のある兵器を提供するべきではない。提供した場合、違法な戦争を支援することになる」と述べました。

 NSC(アメリカ国家安全保障会議)のカービー戦略広報調整官は中国がウクライナで建設的な役割を果たしたいのであれば、習近平国家主席はロシアにウクライナ侵略の終結を促すべきと述べました。プーチン大統領は3/21(火)、公式訪問中の中国の習近平国家主席と2日目の会談を行い、戦略的協力に関する合意書に署名。両首脳はウクライナ停戦に向けた中国の仲介案についても協議し、プーチン大統領は平和的解決の基礎とすることができるとの認識を示しました。カービー戦略広報調整官は「現時点で停戦し戦線を凍結すれば、ロシアに再軍備を行う時間を与えることになる」と述べ、ロシアが獲得した領土を維持した上で、ロシア軍の再編を許すことになるため、アメリカは現時点でのウクライナ停戦を望んでいないと述べました。

 アメリカ政府関係筋は国防総省がウクライナへの主力戦車「エイブラムス」の供与を早める計画で、今秋にも実現する可能性があることを明らかにしました。また、供与する「エイブラムス」を当初予定していた改良型のM1A2型ではなく、旧式のM1A1型とすることも公表。引き渡す戦車に「M1A2型に極めて近い能力を持たせる」と説明。バイデン政権は1月、ウクライナ「エイブラムス」31両を供与すると発表。それまでの反対姿勢を撤回し、ウクライナ支援でヨーロッパとの結束を鮮明にしました。関係筋は新たな計画の下で供与までの期間が約1年短縮されるとしています。国防総省報道官は国防総省はこれまでウクライナへの戦車供与の具体的な期日は示していないとし、日程の加速化に関するコメントは控えました。

 アメリカメディアは昨年2月のロシアによるウクライナ侵略以降、中国がロシアに総額1200万ドル(約16億円)以上の無人機とその部品を供与したと報じました。ロシアは無人機を使ってウクライナの重要インフラなどを攻撃しており、西側諸国などから対中批判が強まる可能性があります。ロシアの公式な税関データから判明したとしています。中国の商業用無人機世界最大手DJIだけでなく、多数の中小企業の無人機や部品が輸出されたといいます。

 ロシアのプーチン大統領は3/21(火)、同国を公式訪問中の中国の習近平国家主席と2日目の会談を行い、両国の戦略的協力に関する合意書に署名。両首脳はウクライナ停戦に向けた中国の仲介案についても協議し、プーチン大統領は平和的解決の基礎とすることができるとの認識を示しました。共同声明でウクライナ戦争を制御不能な段階に追い込みかねないいかなる措置にも注意を促し、核戦争に勝者は存在しないと指摘。プーチン大統領は会談後、今回の首脳会談は「成功し、建設的」だったとし、今後も習主席と定期的な連絡を続けることに期待を表明。ウクライナでの停戦に向け中国が先に提示した仲介案について「中国が提示した和平計画の条項の多くは、ロシアのアプローチに合致しており、西側諸国とウクライナで準備が整えば、平和的解決の基礎とすることができると考えている。ただ現時点では、西側諸国とウクライナの側でそのような準備は見られない」と述べ、「ウクライナ人が最後の1人になるまで」西側諸国はウクライナで戦おうとしていると非難しました。

 プーチン大統領はイギリスがウクライナに劣化ウラン弾を含む戦車用弾薬を供給する計画を表明したことを非難し、実際に供給されればロシアは相応に対応すると述べました。イギリスのゴールディ国防閣外相はイギリスがウクライナに供与する主力戦車「チャレンジャー2」の弾薬の一部には劣化ウラン弾が含まれると表明。劣化ウラン弾は貫通力に優れていますが、使用された場合に劣化ウランの粉塵が肺などの臓器に入り込み、健康被害が出るおそれがあります。プーチン大統領は劣化ウラン弾が供給されれば「西側諸国が集団的に核兵器の使用を開始したものとして、ロシアは対応しなければならない」と述べました。

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[ BMI ]20.2[ 体脂肪率 ]6.0%[ 内臓脂肪 ]1.0
 歩数 : 5,241歩 距離 : 3.72km 消費カロリー : 246kcal

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