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プーチン大統領 セバストポリ軍港攻撃の調査要求

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。プーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と電話会談。ロシアがウクライナ産穀物輸出合意の履行停止を表明したことについて協議し、クリミア半島のセバストポリ軍港に対するドローン攻撃の調査が完了しない限り、履行再開を検討しない意向を示しました。履行再開について、攻撃の状況に関する詳細な調査の後ならば、検討の余地があると指摘。また、合意に基づく黒海上での穀物輸送のための回廊を軍事目的で使用しないとするウクライナ政府の偽りなき保証も必要だと訴えました。トルコ大統領府によると、エルドアン大統領は「他の多くの問題と同様、これについても解決志向の協力が確立されることを確信している」と述べたといいます。

 トルコのアカル国防相はロシアのショイグ国防相と再び電話会談。ロシアが参加停止した黒海経由のウクライナ産穀物輸出を巡る合意について、継続の方向で進展があったとの情報を入手したと明らかにしました。「ショイグ氏は、われわれが提供した情報に基づき、自国当局と引き続き協議している。われわれは、今日か明日にもロシア側からの返答があると期待している」と述べ。その上で「合意継続が可能との方向で進展がある。この合意が継続されるという情報を入手し、検証を行っている」としました。

 黒海経由でのウクライナ産穀物輸出を監視するJCC(合同調整センター)の国連事務局は、穀物輸出合意に基づく船舶の移動を11/2(水)には計画しない方針で合意したと明らかにした。業界筋によると、ウクライナからの輸出は継続しているものの、保険会社はリスク環境の変化と不確実性の高まりに直面しており、ウクライナ発の貨物船に対する新規保険の提供を停止したといいます。

 ゼレンスキー大統領はビデオ演説でウクライナ産の穀物を運ぶ黒海の穀物回廊について、長期的な防衛が必要であり、それを阻害しようとするロシアのいかなる試みにも各国は断固として対応すべきだと訴えました。トルコと国連の協力によりウクライナの港から貨物船が出港していると述べ、「穀物回廊には信頼できる長期的な防御が必要だ」とし、「食料輸出を妨害するいかなる行為に対して世界が厳しく対処することをロシアは認識する必要がある。何千万人もの命がかかっている問題だ」と強調しました。

 アメリカ国務省のプライス報道官はウクライナの水とエネルギーの供給に対するロシアの攻撃は人的被害を悪化させることを目的としており、特に悪質だと述べました。ロシア軍は10/31(月)、ウクライナの首都キーウを含む各地でミサイル攻撃を実施し、水力発電所を含む多数の主要エネルギー施設が被弾し、広い地域で停電や断水が発生しました。

 EU(ヨーロッパ連合)ヨーロッパ委員会のシムソン委員(エネルギー担当)は訪問先のキーウで、数週間に及ぶロシアの攻撃で被害を受けたウクライナのエネルギー部門への支援拡大の方法を検討していると明らかにしました。「ウクライナでの破壊の規模を目の当たりにしており、財政的、技術的、実際的な支援を拡大するためにあらゆる努力をしている」とSNSに投稿。ロシアの攻撃を「冬が近づく中で人間の苦しみを引き起こす残酷で非人道的な戦術だ」と非難しました。

 イギリスのスナク首相の報道官はロシア産天然ガスをヨーロッパに送る海底パイプライン「ノルドストリーム」の損傷はイギリスの仕業だとのロシアの主張は、ウクライナ情勢から目をそらすための試みであり、ロシアの劇作の一部だと述べました。

 FSB(ロシア連邦保安局)は2014年に一方的に併合宣言したクリミア半島で、送電線に対する破壊工作を阻止し、ウクライナ国籍の男を拘束したと発表。FSBはSBU(ウクライナ保安局)が計画したと主張しています。

 ロシアのショイグ国防相は軍幹部らとのオンライン会議で「ロシアは高精度ミサイルで、ウクライナの軍事施設や軍事能力を低下させる目標への攻撃を続けている」と述べました。「軍事能力を低下させる目標」とは、ロシア軍が10月から攻撃を本格化させた電力インフラを指すとみられます。ウクライナの継戦能力を低下させるために電力インフラを攻撃していることをロシアが事実上認めた形。また、年に2回行われる徴兵のうち、今月から始まる秋の徴兵を12万人としたうえで、「兵役を終えた兵士は全員が地元に戻ることになる」と強調しました。

 ロシアのリベラル紙「ノーバヤ・ガゼータ」の所属ジャーナリストらがロシア国外で設立したメディア「ノーバヤ・ガゼータヨーロッパ」は、部分的動員で招集された兵士について、既に100人超の死亡が確認されたと報じました。さらに、死者の約5分の1に当たる23人が戦場に送られる前にアルコールや麻薬の過剰摂取、自殺などで死亡したといいます。

 キーウのクリチコ市長はロシアの攻撃で地域暖房システムが機能不全となる事態に備え、市内に1,000カ所以上の暖房完備拠点を準備していると明らかにしました。市当局はミサイル攻撃に伴う様々なシナリオを想定していると投稿。「最悪のシナリオは、電気も水も地域暖房もなくなる場合。そうした事態に備え、市内に1,000カ所以上の暖房完備拠点を準備している」と述べました。

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【ヘルス】
[ BMI ]19.5[ 体脂肪率 ]8.5%[ 内臓脂肪 ]1.0
 歩数 : 4,839歩 距離 : 3.43km 消費カロリー : 237kcal

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