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ロシア ウクライナの民間インフラ攻撃計画

 プーチン・ロシアによるウクライナ侵略。アメリカ政府高官は「ロシアが数日内にウクライナの民間インフラを攻撃する計画を立てている」との情報を得ていることを明らかにしました。ロシアが民間インフラや政府施設に対する攻撃を開始する動きを見せているといい、ロシア軍の攻撃で「民間人や民間インフラに対する脅威が続くことを懸念している」と述べました。ロシア軍は住宅地にミサイルを打ち込むだけでなく、6月にはポルタワ州クレメンチュクで商業施設を攻撃。多数の死者、行方不明者者が出ています。

 アメリカ政府はロシア人に対する全面的なビザ(査証)発給禁止というウクライナからの要請には応じない考えを表明しました。国務省の報道官はバイデン政権として既にロシア政府高官へのビザ発給を制限しているが、これはロシアのウクライナ侵略に関与した人々を特定した上で、その責任を問うことが主眼だと説明。さらに「アメリカはロシアの反体制派や人権侵害の危険にさらされやすい人たちが避難し、安全を得る道を閉ざしたくない。またわれわれは、ロシア政府の行動およびウクライナ政策と、ロシア国民を区別することが重要だという姿勢を明確に打ち出している」と強調しました。

 ウクライナの首都キーウは旧ソ連からの独立記念日を8/24(水)に控え、ロシアによる攻撃の脅威が高まっているとして祝賀行事の開催を8/25(木)まで禁止としました。8/24(水)はロシアによる侵略開始から半年にも当たり、ゼレンスキー大統領はロシア軍が「特に醜悪な」攻撃を仕掛ける可能性があると警告しています。

 EU(ヨーロッパ連合)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は、EUの枠組みでウクライナ軍に訓練を提供できないか検討していると明らかにしました。ロシアによるウクライナ侵略が長期化する中、「物資の供給以外の努力も必要だ」と訴え、訓練の詳細についてはEU全加盟国の合意が必要だと述べました。

 ウクライナ原子力規制監督局はヨーロッパ最大のザポリージャ原発に近い火力発電所をロシア軍が砲撃したと発表しました。火力発電所は原発から約4kmしか離れておらず、施設が損傷し、原発との間の通信が4時間にわたって途絶えたといいます。一方、一帯を占拠するロシア側はウクライナが攻撃したと主張。

 ドネツク州マリウポリでの戦闘後にロシア軍の捕虜となったアゾフ連隊の兵士が8/22(月)、オンライン形式で記者会見に臨み、捕虜収容所で暴行を受けたと明らかにしました。拘束中、骨が折れるまで殴られる兵士もいたといいます。重傷を負っていたチェプルコさんは、「彼らは私たちの服を脱がせ、裸のままスクワットをするよう強制した。顔を上げればすぐに殴られた」と語り、尋問中に殴られ、司令官を非難する文書に署名するよう求められて拒否すると、「棒で殴られ、殺すと脅され、発砲された」といいます。ジャイボロノクさんは、「傷口に針を刺されたり、水で拷問されたりした人もいた」と振り返りました。チェプルコさんによると、どこかに連れて行かれ、二度と戻って来ない兵士も何人かいたといい、「マリウポリの事態を招いた全責任はロシアではなくわれわれウクライナ側にあると書かれた文書に署名するよう求められた兵士は、拒否すると暴行を受け、肋骨と脚、腕の骨を折られた」と述べました。

 ウクライナ軍のザルジニー総司令官はロシア軍による侵略開始以来、9,000人近いウクライナ兵が死亡したことを明らかにしました。軍事関係の討論会で講演したザルジニー総司令官は、ウクライナの子どもたちは「父親が前線に行き、死亡した9,000人近い英雄の一人になった可能性もあるため」特別な配慮が必要だと語っています。

 2014年にロシアが一方的に併合したクリミア半島セバストポリのラズボザエフ知事は、対空防衛システムが作動し、飛行物体が撃墜されたとSNSで明らかにしました。これに先立ち、ロシアのメディアはセバストポリで爆発音が聞こえたと報じています。

 FSB(ロシア連邦保安局)はロシアの思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏が週末に自動車爆発で死亡した事件の実行犯を特定したとし、ウクライナのシークレットサービスによる犯行と非難しました。ダリア氏は8/20(土)、モスクワ郊外で運転していた車が爆発して死亡。爆発したのは父ドゥーギン氏の車で、ロシアによるウクライナ併合を提唱してきた同氏が標的だった可能性があるといいます。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「わが国はロシアのようなテロ国家ではない」と自国の関与を否定。ロシア国内の反プーチン組織NRA(国民共和国軍)が犯行声明を出したほか、ロシアが自作自演した偽旗作戦との指摘もあります。

 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はロシアがここ数週の間に新たな和平交渉を打診してきていると明らかにしました。新たな攻勢に備えて部隊を再編するための時間稼ぎにすぎないの見方も示しています。ロシア側は交渉中の「戦況の固定化と占領地域の現状維持」を望んでいると分析。「ロシア側はさまざまな仲裁者を通じて打診してくる」と述べましたが、具体的な仲裁者には言及しませんでした。ウクライナはロシア占領地について、交渉による解決を一切拒否。今回の侵略でロシアに占領された領土だけでなく、東部の親ロシア派武装勢力に占領された領土と、2014年にロシアに一方的に併合されたクリミア半島の完全奪還を目指しています。

 生産者団体のウクライナ農業協議会のマルチュク副会長は、ウクライナの8月の農産物輸出は国連やトルコの仲介でロシアによる黒海沿岸の港の封鎖が解除されたため、7月の300万トンから約400万トンに増加する公算が大きいことを明らかにしました。マルチュク副会長によると、ウクライナの農家は引き続き資金不足に直面しており、8月中に実施しなければ間に合わない2022-2023年度の冬季栽培穀物の作付けには、全体の3分の1が参加できない見込みだといいます。

 UGA(ウクライナ穀物協会)は今年の同国の穀物と油糧種子の予想収穫量を6,940万トンから6,450万トンに引き下げました。ロシアによる侵略の影響で収穫面積が以前の想定より縮小しているためとしています。2022-2023年度の主要農産物輸出は3,280万トンにとどまると予想。小麦輸出は1,000万トンの見通し。

 ウクライナ農業省は主要農産物輸出のデータを発表。ロシアによる侵略を開始した2/24(木)~8/15(月)の農産物輸出は1,000万トン、前年同期の1,950万トンを大きく下回りました。内訳はトウモロコシが380万トン、ひまわりの種が140万トン、ひまわり油が100万トン、小麦が64万トン。この他、大麦、大豆、大豆油、ひまわりミール、大豆ミールなども輸出しています。2022年の穀物収穫量も5,000万トン前後と、過去最高だった2021年の8,600万トンから落ち込む見通し。また、国連とトルコの仲介で合意したウクライナ産穀物輸出再開について、これまでに33隻の貨物船が719,549トンの食料を積載して出港したと明らかにしました。

 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)はロシアの侵略により、8/21(日)までにウクライナで民間人5,587人が死亡したと発表。ドンバス地方(ルハンシク州、ドネツク州)が3,317人を占めています。



【話題】
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【メディア】
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 SHOWROOM──高橋七実


【ヘルス】
[ BMI ]19.5[ 体脂肪率 ]11.1%[ 内臓脂肪 ]4.0
 歩数 : 2,152歩 距離 : 1.52km 消費カロリー : 109kcal

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